「出会い」で生きる年に!~昨年の反省から今年のテーマまで
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新年明けましておめでとうございます。
本年も岸井をよろしくお願いいたします。
私の事務所は本日5日から営業をスタートさせました。
昨日あたりからスタートの方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、すぐに三連休を控えていますので、本格稼働は来週になるかもしれませんね。
今のうちに、昨年の反省と今年のテーマをまとめておきたいと思います。
ちょっと長いです。
昨年を振り返って
昨年は日本にとっても世界にとっても酷い状況が次々に起こった年でした。
特に、東日本大震災は私達日本人の価値観までも変化させる、とてつもなく大きな出来事でした。
そのような中、昨年は年初に掲げた行動指針「迷ったらやる」を実践してきました。
内へ内へという活動が中心になりがちな会計事務所業ですが、
これ、いいかも。と感じたことは意識的にどんどん外に出てやるようにしました。
それなりに結果の出たものもがありましたが、正直なところ、
トータルとして全然満足のいく成果をあげることができませんでした。
成果を上げなければ、経営としては全く意味を成さないのですが、
「迷ったらやる」を実践していく中で、今までやらなかったことや知らなかった世界を見ることができました。
個人ベースでは例年以上の相当な広がり方をしたのだと思いますので、その点で言えば「成果」です。
決して無駄だったとは思っていません。 負け惜しみでも何でもなく、ホントに(笑)
震災では、クライアントさんの中にも東北で直接被害があったところがありました。
首都圏でも停電等で影響を受けたところがたくさんありました。
通常サイクルとは別のあらゆる障害が次々と発生する状況を目の当たりにしました。
一会計事務所として、一専門家として何ができるかを、
(恥ずかしながら・・・)開業して以来、はじめて真剣に考えました。
出た結論が、不思議なことに独立する前から描いていた専門家像に近かったのです。
簡単に言うと原点に戻ってきたというところでしょうか。5年目にして原点回帰です。
それを進化させて今年のテーマにしました。
今年のテーマまでの前提
独立する前、当時のお客さんから、ありとあらゆるジャンルのご質問を頂いていましたが、
会計士としての私では(能力的に/ルール的に)答えることができないことがたくさんありました。
しかし、それではお客さんの問題解決、さらにはお客さんの幸せになりません。
そこで、独立後、(当時流行りだった)「ワンストップ」事務所を目指したわけです。
会計事務所として、当然、会計や税金を専門に扱いつつ、他の士業者たちと連携して法律関係、人事労務関係、登記関係など、会社経営の場面場面に必要な業務をこなしてきました。
おそらく、「ワンストップ」を謳える事務所のはしくれ位にはなっていると思います。
ところが、震災以降、何か違和感が生じてきました。
出来ないことが多すぎるのです。
「会計事務所」というくくりで考えていると、
その範囲はすごく狭く、当初思っていた「お客さんの問題解決」そして「お客さんの幸せ」を
実現するには足りない部分が多すぎます。
世の中は本当に多様化し、かつ、専門化しています。
ひとり、もしくは一社で何が出来るだろうかと考えると、残念ながらたくさんのことはできません。
それでは多様化する社会に貢献するボリュームも減ってしまいます。
しかし、個々をじっくり見ると、間違いなくそれぞれ「何か」ができます。
問題は「何か」が出来る人と、「何か」を必要とする人がうまく出会えないことです。
また、課題が明確であればネット検索で相応しい相手を選べばよいのですが、
ほとんどのケースでは「誰に何を聞けばよいかわからない」のです。
そこで、この2点が重要になります
①「何か」が出来る人を知っていること、その「何か」が何の役に立つのかを知っておくこと
②課題をあぶり出して、解決のために「何か」が出来る人と出合わせること
今年のテーマ
以上2点を為すために、今年のテーマを「出会い」にしました。
長々書いて、結局それ?!というツッコミを受けそうですが、結局これです。
従来と違うのは、本業「会計事務所」と直接関係ない出会いを積極的に求めていくということ。
もっと言うと、会計士とか税理士とか書いていない名刺をもって、たくさんの「何か」ストックを作りに出かけます。
そして、2015年までには、あらゆる「何か」が集まっては解決のために飛び立っていく、「何か」のハブ空港になります!
最後まで読んでいただいた方へのお願いと御礼
すぐに出会いを演出出来ないかもしれませんが、「何か」をお持ちの方はお知らせください。
特に個人や零細で頑張っている方は普段露出が少なく「知られずに終わる」ことが多々あります。
そして、重要なことですが、ご自身では大したことないと思っていることでも、課題を抱えている人からすると、実は「それだよ!それ!!」と感じることが非常にたくさんあります。意外に自分が一番、過小評価しているものです。
とはいえ、あまり深く重く考えずにお気軽にお願いします。
仕事紹介しないと!等のプレッシャーになるとお互いにきついですからね。
長い文章、最後までお読みいただきありがとうございました!
本年もどうぞよろしくお願いします。
このコラムの執筆専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
社外から会社のビジネスを支えるプロ社外役員
顧問税理士以外で何でも相談できる人が欲しい、を提供しています。クライアントの皆様と夢を共有し、ビジネスに興味をもって最適なアドバイスを行っていくことが一番の貢献です。
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