投信は下げるといきなり損する? - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

渡辺 博士
ワタナベマネークリニック ファイナンシャルプランナー
神奈川県
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月15日更新

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投信は下げるといきなり損する?

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ファイナンシャルプランナー渡辺のひとりごと
 先日、私の元へ大騒ぎしてきたお客様がいた。
 ある毎月分配型ファンドを持っている方が、

「最近株価が下落したら大きく損をしてしまった。早くに教えてほしかった。・・・。」と、

 これは私もどうしたもんかと思ったが即座に、どの位ですか?と聞くと約50万円と言う。

 私は今日だけでそんなにですか?と気をもみながら伺うとそうだと答える。(実際は違う。)
 残高を調べると500万円程度持っている。

 1割下げるとは・・・と思うものの実際この方は買って1ヶ月もたたない。要は高値で買った格好だが、買うときには長期で保有すると宣言していたのだ。
 
 私は、長期で持ってるのだから大丈夫心配しなくていいと言うものの本人は心配で仕方がない。
 
 今は大きな下げを食らってるのでしばらく待てば上昇するからと言ってその場を収めた。

 それから2ヶ月後、その方は500万円以上の残高を保有している。

 私があのとき売りましょうと言わなくて良かったでしょと言うと、

 「たしかに。でもどうしても怖かった。」と語った。

 もちろんである。私は自分のお金ではないから冷静な判断ができたのである。
 逆にこの方は自分のお金だから慌てたのである。
 
 つまり、冷静な対応が最終的には利益に繋がるのだから、コストがかかることを損すると言わずに、コストをかけた方が、利益が生まれる一例である。