「専門家集団」を作るために  組織力【3】 - ビジネススキル研修全般 - 専門家プロファイル

佐野 由美子
有限会社カメリアエンタープライズ 代表取締役
ビジネススキル講師、マナー講師

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対象:ビジネススキル研修

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「専門家集団」を作るために  組織力【3】

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人を育てる

 

前回述べさせていただきましたが、企業の中に各セクションのプロ ( 専門家 ) が育たないのは、あまりにも安易な 「 一元化教育 」 「 労務の一元化体制 」 にも大きな問題があります。

 

「営業」 「企画戦略」 「接客」 「システム管理」 「制作」 など、各部門の業務というものは、人員シフトも、労務時間も、休日数も、行動範囲も、必要経費や人づきあいの仕方も、いわば 「 ビジネススタイル 」 が全く異なるはずです。

 

[外見(姿形)」 もしかり。 1人1人、プロフェッショナルとしてあるべき身なりは 当然全く別のものです。

 

そして、求められる 「必要スキル」 こそ、セクションごとに天地の差。

 

いつまでも合同研修や、同じプログラムでの教育、人材育成を行うのでは意味がない。 時に、逆行した意識づくりをさせかねないものです。

接客応対のプロを育てたいのなら、まずはその最高レベルの仕事を見せる。そのために一流のプロフェッショナルのトレーニングを受けさせるのは 当然のことでしょう。

営業のプロを育てたいのなら、まずは一流のビジネスマナーを身につけ、セルフプロデュース力と会話能力を徹底的に磨くべきです。 商品知識や数字だけでなく、コミュニケーション術のプロ研修や講演にはどんどん参加させた方がいい。

専門家になるには、その手腕においての弛まない 「訓練」 と、常に一流や本物を見る環境が絶対条件です。

言い方を変えれば、プロを育てるためには時間とお金がかかる。

 

もっともっと柔軟かつ的確な発想と体制が求められています。

1人1人の専門能力 ( あるいは潜在能力 ) と、モチベーションを確実に高めていくためには、部門ごとの人材育成システムを構築していって下さい。

 

「専門家集団」 の企業こそが、今の日本に求められています。

 

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