火災の原因が、「地震・噴火・津波」の場合、支払われる保険は、通常の「火災保険」ではなく、
「地震保険」となります。
ただし、地震保険自体、引受限度額が火災保険の半額で、加入率も20%〜30%程度という状況から、
「地震・噴火・津波」が原因での火災で、保険金がもらえないという方は、潜在的に、多数である
と言えます。
?.傷害保険に加入後、ケガを負ったのに、給付金対象外のケースあり?
傷害保険の対象となるものは、ケガでも、「急激かつ偶然による外来によるもの」が前提ですので、
ケガというより「災害によるケガ」という方がしっくりきそうですね。ですから、ぎっくり腰や、
高所から飛び降りたケガは、「災害によるケガ」ではありませんので、「ケガをして通院さえすれば、
傷害保険の対象である(通院特約付の場合)」と一般的に言われているのは、
厳密に言うと誤った解釈です。
さらには、災害といっても「天災」が絡んでいるケースは、一般的には対象外であることも知っておく
べきでしょう。(天災時を対象とする場合には「天災危険担保特約」が付いてないといけません)
?.同じものに2つ保険を掛けても、1つ分しか適用できない?
その通りです。3つの同額重複加入なら、それぞれの保険から1/3ずつしか支払われませんので、
実質的に重複した保険は無効となります。
しかし、これは、「物」を目的にした、損害保険のことで、
「人」を目的にした、生命保険においては、重複加入でも、保険金・給付金は、重複して支払われ
ますので、無効とはなりません。