
- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
「パンフレットのデザインが今イチですね。」
展示会などをぶらぶらしていると、営業熱心な会社にパンフレットを渡される。
直球で話すので、思ったことがそのまま口に出てしまう。
不思議と中小企業ほど、会社案内やパンフレットのデザインがよくない。
まさか、身の程をわきまえて、よく見せないように作成していますということではあるまい。
いつ作成したのかわからない会社案内を渡すということは、
会社の成長が止まっていますと宣言していることと同じだ。
10年前の社長の写真が掲載されていて、
現在の姿とは、髪の量が全く違うというのでは、笑うに笑えない。
デザインがよければ売れるのですか?
と聞かれれば、パンフレットを渡した後の営業にかかっている。
しかし、パンフレットがダサければ、営業の機会を失う。
当社の製品は、大手に負けませんと宣言しても、
出した資料がダサければ、説得力はない。
多くの中小企業は、製品そのものが製品力だと考えているようだが、
大手企業は、製品を案内するツールも含めて製品力であることを知っている。
だから、宣伝担当部署がある。
洗練されたデザインのパンフレットとダサいデザインのパンフレットを並べて、
どっちのメーカーの製品がよく見えますか?と聞けば、
答えは決まっている。
どっちが下請けの会社だと思いますか?
答えは決まっている。
勘のいい社長は、怒りをこらえて、パンフレットや会社案内の作成を決断する。
「でも・・・・」
と言った後の言葉を決まっている。
お金がない。
豪華なパンフレットが必要ではない。
よいデザインのパンフレットを作成すればいいのだ。
10人の会社なら50人の会社に見えるツールが必要だ。
100人の会社なら1000人の会社に見えるツールが必要だ。
後は、よいパンフレットを作成してくれる会社を探せばいい。
印刷の価格も驚くほど下がっている。
中小企業こそ、見た目が大切だと思う。
中身で勝負!と言っている社長は、
恥ずかしそうにツールをお客に渡す営業マンの姿を一度想像してみることをおすすめする。
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