- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
おそらく、私の顔写真、著書の写真を見て、あなた様は思うでしょう。
「どうせ、きれいなお仕事しかしていないのでしょ?エステサロン、美容室、セレブが集うようなホテルやレストランとか・・・。」
いえいえ、笑われてもしかたないのですが、私の案件は地方都市の建設業や製造業・・・。ガテン系と言われてもしかたないのですが、経営者のみなさんは少々泥臭く、汗を吹き吹き、私と打ち合わせをすることが多いのです。「見た目と案件とギャップがありますね。」とセミナー主催の経済団体さまから言われたこともあります。
おそらく、これが建設業、製造業の方々から信用を得たのではないかという過去のエピソードがあります。私が「色が大事だ」と気付いたきっかけとなった話からしましょう。
バブル崩壊後、私の親戚は住宅販売事業に着手します。無謀な挑戦でした。土地を買って、区画割りをし、物件を建てて売ると言う建て売りの方法をとっていました。大手の見よう見まねの最初のシリーズは5棟中2棟が売れ残り。
今でも記憶に残りますが、雨の中、ポツンと売れ残っているなかなか売れない物件を今も忘れないですね。雨ざらしです。私はそのセカンドシリーズのカラープランニングやチラシなどの販促を手がけることにしたのです。
私は全く異なる学部ですので、何をすればいいのか、さっぱり。ですから、色が重要なんてちっともわかっていなかったのです。
でも、大手さんのやり方では、とうてい売れないのではないのか、自分たちで発信できるものを考えなければいけない・・・*セミナーでは説明しますね。
コストのかからない色に注目しました。これが、運を分けましたね。ご近所の方が「おしゃれなきれいな家が建っているよ。」といろいろな方に薦めてくださったりもしたのです。
折込広告はたった1度だけ。それで、たくさんの女性が殺到しました。最初のシリーズに比べるとあっけないくらいに完売しました。
女性の方が多く来られるんだ、というところにも驚きましたし、「色がきれい」という評価で高額な物件が売れるのだと色は経済的な効果やメリットがあるんだということに気付かされました。
この話は、毎回セミナーの冒頭で少し内容をいれてお話ししています。ですから、建設業、製造業の方はこう思われたのです。ビジネスにおいて、売るということは、「色」や心理学のような顧客に訴えかけるものがないといけないのだ。何か個性や魅力も大切なのだ。と思われるのでしょう。
私の原点でもあるエピソードです。
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