- 小宮 伸広
- brainchild-CareerConsultancy 代表
- 東京都
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
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言葉も音楽
音楽は、音の強弱で喜び・怒り・哀しみ・楽しみ・・・様々な気持ちや情景を表現します。
また、聞いている人の心に語りかけます。
私たちの発する言葉もまた、ひとつの音楽です。
「言葉」それぞれの意味に捉われがちですが、
同じ「言葉」を発しても、そこから伝わる印象というのは大きな差があります。
クレッシェンド
音楽用語で『だんだん強く』という意味です。
言葉を発する際に、「伸ばす」というのはあまりいい印象ではありません。
しかし、だからといって全ての場面でNGなのでしょうか?
面接等での入室時を例に考えてみましょう。
現代の若者のイメージを打破する鍵
最近、人事の中で「就活生に元気が感じられない」という事がしばしば言われます。
皆さん、就活生の立場で考えてみるといかがでしょうか?
私は決して単純に「元気がない」わけではないと思います。
現実・・・確かに元気がない就活生もいますが、実は元気な就活生も多くいます。
しかし人事の方にそのような印象を持たれてしまうのは、
緊張のあまり声が小さくなってしまったり、萎縮してしまっている状態で会うからなのでしょう。
さて、面接等での入室の場面。
1:「失礼します!」
2:「失礼しま-す!」
3:「失礼しまーす!」
1~3は文字で見ると小さな違いですが、実際に発すると印象に大きな違いがあります。
この3種類の発声を使って、一番良い入室を考えてみましょう。
1は普通ですね、だれもがこのように「ハキハキ」という指導を受けると思います。
3は語尾を伸ばしたパターンです。間延びしてしまい、だらしなく感じられてしまいます。
そこで実践していただきたいのが、2のパターンです。
「ちょこっとだけ、語尾を伸ばす」という発声の仕方です。
この時に前述の「クレッシェンド」を意識してみましょう。
笑顔で、ちょっぴりだけ語尾が伸びて声のトーンが上がる挨拶は
若々しい元気さとハツラツ感を兼ね備えます。
指導と規制に捉われ過ぎない事
「こうしなさい」という指導、「こうやってはいけません」という規制に捉われてしまうと、
本質的なものを見失ってしまいます。
たしかに「挨拶」は語尾を伸ばしてはいけないのが基本です。
しかし、皆さんはまだ20代前半の若者です。
中途採用ではなく、新卒採用においては元気と若々しさ、そして可能性がポイントです。
それを最大限にアピールするにはどうするべきか?が最重要です。
社会のルールの中に身を置きながらも、今の皆さんだからこそ出来る事を大切にしましょう。
「語尾を伸ばすのはNGか?」
・・・このコラムタイトルに対する答えは「否」です。
だらしないほどの伸ばすのはNGですが、少しの伸びを持たせ、
そこで声のトーンを上向きにする事、そして笑顔を持って挨拶する事で、
若者が本来もつ明るさが相手に伝わります。
志望業界・職種等にもよりますので、「TPOを考えながら」という事もありますが、
若者らしく元気をウリに出来る挨拶をぜひ練習してみましょう!
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