- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
これまで日本の不動産流通市場の中には中古住宅を適正に評価するシステムはありませんでした。土地の売買の際にはまだまだすみ続けることの出来る住宅が、まるで何の価値もないもののように解体されていきました。
環境問題に真剣に取り組まなければいけない今、このような仕組み事態を変えていかなければなりません。耐震強度を適正に向上させながら、住まい手のこだわりの間取りや雰囲気を作り上げることで、古い住宅に再び命を吹き込むことが出来ます。
■ 築20年の木造住宅のリフォーム・住宅リフォーム(H邸)
埼玉県朝霞市にあるH邸では、築20年くらいの古い木造住宅を一人暮らしの老医師のための小住宅にリフォームしました。床には秩父の西川材という杉板を貼り、かべには石灰クリームを左官屋さんの手で塗っています。屋根は古いセメント瓦が葺かれていましたが重量を軽くし耐震性を向上させるためにガルバリウム鋼板に変更されました。普通なら壊されてしまってもおかしくない古い木造住宅です。しかし、適正に手を加えることでこれからも長く使うことが出来る住宅に生まれ変わりました。
詳しくは
http://www.masuii.co.jp/masuiireform/reformindex/reform.htm