フランチャイズ(14) - フランチャイズ・代理店 - 専門家プロファイル

上田善隆
オフィスゼンリュウ 代表
京都府
広告プランナー

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月22日更新

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フランチャイズ(14)

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第1号店は家具の卸をしている企業でした。ホームセンターが増え中小の家具小売店の経営が苦しくなり、家具卸を行う大手の企業が、独自で小売りを行うことにしたわけです。しかし家具を直接販売すれば業界から猛反発があります。仏壇なら良いだろうということでした。本社のそばにある余った倉庫を利用してギャラリーメモリアを開店させました。

第1号店なので失敗は許されず、広報室としてはできるかぎり応援することにしました。つまり広告代理店が行うような提案、実施したわけです。名刺、封筒、事務書類といった必要書類以外に、販売エリアの設定、チラシ配布の提案、印刷費、折込み費の交渉、交通広告の提案、看板媒体の交渉、ニュースリリースの作成とマスコミへの配布、その他エリア広告の調整などとともにそれぞれの媒体のデザインラフを描きました。これをすべて社内で行いました。折り込みチラシは、その店の周囲20キロ以内に配布したように記憶しています。折り込み配布地図を入手し、新聞販売店の持つエリアを塗りつぶしました。ここで注意するのは、新聞販売店が公表する新聞配布部数に誤差があることです。だいたい多めに設定しているので、その配布部数の80%を折り込むのが一般的なやり方です。

販売第一号は、その家具卸会社の社長の知り合いの方でこれはすでにオープン前から販売が決定していました。なので第2号は誰なのか、そしていつなのか現代仏壇の営業は気が気でなりません。折り込みチラシを入れたからといってすぐに効果が出てきません。何か月も経ってからそのチラシを持って買いに来られる方もおられます。まだまだ知名度が低く、ちょっと珍しい仏壇なので見に来る方は何人かおられましたが、ほとんどの方が、この仏壇で祀っても大丈夫なの、お寺さんから文句を言われないの、という質問です。こういう場合、仏壇の成り立ちから説明して、何に対してあなたは手を合わしますか、本尊ではなくご先祖に手を合わすのでしょう、だとしたらお寺のルールを最初から無視しているわけじゃないですか、と言うとたいていの方が納得されていました。販売の第2号は相当のちのことだったように思います。広報室としてその店だけを毎日つきっきりで面倒を見ておられないので、営業だけを残して本社に戻っていました。だからその販売の現場には残念ながら立ち会えませんでした。

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