- 島田 千草
- 株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内に向かうタクシーの中で、とても気になる自転車を発見しました。
しかも、何台も同じ自転車を発見!
タクシーの運転手さんに、「あれは何なの?」と尋ねてみると、パリ市が環境対策を考えてはじめた 『公共自転車』 ですって。
市内の道路脇の至るところに設置された無人の自転車貸出所から、別の貸出所に乗り捨てができ、使用料金も最初の30分間は無料、次の30分をたった1ユーロで手軽に乗れるのです。
7月15日からスタートしたこのサービス、すでに350万人が利用。
年末までには、2万600台の自転車がパリの街の至る所に設置される計画。
パリ市もずいぶん斬新なことを試みるものだと感心し、月曜日にオフィスへ行ってみると、なんとこの自転車のネーミングはノーメン・フランスが手掛けたことが判明!
“ velib ”「ベリブ」は、フランス語のベロ(自転車)とリベルテ(自由)を掛け合わせた造語。
国内向けのネーミングなので、ノーメンのグループ内でもあまり取り上げられていなかったのですが、フランスでは、定評ある広告専門誌 『 Strategies 』の2007年度グランプリを受賞したばかり。
みなさんの中でパリを訪れる機会のある方は、ぜひ一度この“ velib ”をお試しになってはいかがでしょう。
明日の朝から、グループ全体セミナー出席のためバルセロナへ行ってきます。