何故、英語が話せたり、聞けたりできないのでしょうか？

書いてある英文を読むと分かるのに、その事を話されると分からない方が多いのではないでしょうか。英語は単語をひとずつ発音しません。ほとんど発音しない場合や単語が連結する場合もあります。また、自分が覚えている発音や外来語（意味も含めて）が実際の音と異なるが事が多いのが原因だと思います。私が中一の夏から中三の夏までの2年間、プエルトリコ（アメリカ自治区）のアメリカンスクールでの会話の中で女の子（girl）を“ガール”と一生懸命言っても通じませんでした。ジェスチャーで相手に通じて“ガァ”と言われた時には驚きました。

また、英語は数学、社会などとは違う学問だという事です。

英語はスポーツと思ったほうがいいと思います。テニスが上手くなろうとして、いくら本を読んでも実際にボールに触れて練習しなければ上達しないのと同じです。平均的な日本人は実際に英語を使う機会が絶対的に少ないという事です。では、ネィティブの先生が教える英会話学校に行けばいいのではないかと思われるかもしれませんが、ネィティブの先生方は実際に喋るよりもかなりスピードも遅く、丁寧に話してくれるので実際に使っている英語と違います。私が英会話スクールに行く時間もお金もないという方にお勧めしているのは洋画です。好きな洋画をボイスレコーダーに録音して（多分、ipodでも出来ると思います）通勤途中に何回も何回も聞きます。好きな洋画だから何十回、何百回も聞いても飽きないと思います。重要なのはスクリプト（脚本）が入手出来る事です。どうしても聞いても分からない場合、スクリプト（脚本）を見て確認します。僕が勧めているのはソースネクストの超字幕です。