- 山本 俊成
- 株式会社ファイナンシャル・マネジメント
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
3つある見直し目的の2つ目は「返済期間の短縮」です。
住宅ローンの返済期間は最長35年ですから、当初のローン返済期間を30〜35年としている方が多いです。
もちろんローンを借りる方は、返済期間は短くできるものでしたら短くしたいのですが、下記理由により長めにせざるを得ない方も多いみたいです。
■ローン審査の際、返済比率(返済負担率)の関係で年間返済額を抑えなければならず、長期ローンにしなければ審査が通らない。
■毎月の返済が問題なく続けられるよう、あまり大きな返済額にしないようにして、必然的に返済期間が長くなってしまう。
例えば40歳で35年ローンを組むと、完済年齢は75歳となり、仮に60歳で定年退職した場合、あと15年間、給与収入のない、もしくは減った状態で返済を続けなくてはならなくなります。
特に男性で昭和36年4月2日以降生まれの方、''女性で昭和41年4月2日以降生まれの方''については''60〜64歳の間、公的年金の支給がありません''ので、年金を返済のあてにできません。
住宅ローンを見直すことによって、定年退職まで、もしくは収入のあてが見込める年齢までに完済することができるようになり、老後の安心が得られるようになります。
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