- 新谷 康二郎
- Crisp Drum School
- 東京都
- 音楽講師
対象:楽器レッスン
モチベーションを上げる方法というか、
みな自然にやっていることだとは思いますが、
「好きなバンドやドラマーを見つける」ということは、
ドラムの上達へつながることだと思います。
基礎的な練習をコツコツ積み重ねることももちろん大事なことだけれど、
「誰々のように叩けるようになりたい!」と思うような
自分のフェイバリットや、目標になるドラマーがいることは、
練習を継続する上でも重要です。
基礎練習や譜面の勉強などを繰り返して、
ドラムのことがわかるようになってきたら、
是非、自分のアイドル的なドラマーをよく聞いて、
コピーしてみることをオススメします。
「耳コピー」とよく言いますが、
もし譜面が書けるようなら、なるべく詳しく聞いて、書き取ってみるほうがよいです。
採譜をやったことがない人は、1小節書くだけでも相当苦労するかもしれません。
楽曲を聞きながら、その中のドラムの音だけを聞き取って書き取る作業。
ベースの音にバスドラの音が消されてしまったり、細かいスネアの音がギターの音で
聞き取りづらい、その他、録音後の編集作業によって聞き取りづらい状態になっていることもよくあります。
何度も何度も聞き返して、いったい何をどう叩いているのか、注意深く聞きます。
難しい作業ですが、根気よく続けていくと、だんだん「ドラム耳」とでも言うべき耳が鍛えられていきます。
「はっきり聞こえないけど、この低音のアタック音はおそらくバスドラだ」
「ギターといっしょになっているけど、ここには小さなスネアの音が入っている」
といったことがわかってくると思います。
基礎練習と平行してやっていると、
徐々に「自然にドラムを叩くとここにこの音がないとおかしいんじゃないか」といった予測も立つようになるんですね。
加えて、自分の大好きなドラマーなら、映像などで動きをよく観察すると、
細かいフレーズや、手順のクセなどもわかってきますから、より予測ができるようになります。
このように採譜ができるようになれば、
それをもとにすこしずつ練習をして、徐々に自分の好きなドラマーのスタイルを吸収することができます。
「譜面に残す」ということは後々に見直すこともできるので、
フレーズを忘れてしまっても大丈夫ですしね。
というわけで、練習とは、
・スティックコントロール
・ドラムセットにおけるコンビネーションの練習
・様々なリズムパターンの練習
・自分の好きなドラマーのコピー
などを満遍なく行なうことが大事だと思います。
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