No.178 合理化ばかりを主眼にしない光岡自動車のニッチ戦略 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

澤田 且成
アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
東京都
ブランドコンサルタント

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閲覧数順 2024年04月15日更新

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No.178 合理化ばかりを主眼にしない光岡自動車のニッチ戦略

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ブランディングニュース 『企業ブランド戦略の成功と秘密』

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No.178 合理化ばかりを主眼にしない光岡自動車の先を見据えたニッチ戦略
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン      2011.08.08

 ブランディングニュース 『企業ブランド戦略の成功と秘密』

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こんばんは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。

暦では早くも立秋となりましたが、
厳しい夏の暑さは、衰える気配は残念ながらみられません。

今年は節電が叫ばれていることもあり、
オフィスや街じゅうの施設が室温を高めに設定しています。

これは環境にやさしい取り組みですが、
暑がりのお父さん達には厳しいようで、
空調が自由にコントロールできる自動車を利用する動きは
増えているようです。

さて、今回のブランディングニュース
『企業ブランド戦略の成功と秘密』は、小さな国産自動車メーカー
光岡自動車について、焦点を当てていきたいと思います。

自動車業界は、市場規模43兆9800億円の巨大産業。
うち大手3社(トヨタ、日産、ホンダ)でシェア75%を占め、
とくにトヨタは1社で43%ものシェアを占めています。

対して光岡自動車は、売上高にして310億円。
従業員数はわずか667人、シェアは0.07%と、
数字やデータからは他メーカーと比較する余地もありません。

しかし光岡自動車はコアなファンから愛され
国内問わず世界中から動向が注目されている
国内10番目の自動車メーカーです。

そんな光岡自動車は、いかにして
大企業に負けないブランドを創り上げているのか。

今回は光岡自動車のニッチ戦略について考えていきたいと思います。

光岡自動車
http://www.mitsuoka-motor.com/

*        *        *

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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
 合理化ばかりを主眼にしない光岡自動車の先を見据えたニッチ戦略

[2] 編集後記

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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
 合理化ばかりを主眼にしない光岡自動車の先を見据えたニッチ戦略
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■ 全く新しいキャラを持った10番目の自動車メーカー

光岡自動車の創業は1968年2月。
当初はBUBU(ブブ)という店舗名称を用いて
中古車の販売事業を展開していました。

1979年には、光岡社長の熱意により開発部が設立。
一人乗りの「ゼロハンター」、レプリカカー「ビュート」など
デザイン性と遊び心を持った自動車を次々と発売します。

94年に発売したレプリカカー「ゼロワン」は、
シャーシから自社生産にこだわった結果、
・正式に国内10番目の自動車メーカーとして認定。
・日本経済新聞社の地域活性化貢献企業賞を受賞。
・同社の日本ファッション協会生活文化賞を受賞。
・通商産業省(現・経済産業省)選定グッドデザイン賞を受賞。
と、現在の経営基盤を作り上げました。

2001年には東京モーターショーに初出展。
スーパーカー「オロチ(大蛇)」が大きな注目を集め、
その斬新なデザインに国内外から高い評価を受けました。

従業員667人、売上高310億円という小さな会社ながら、
他の世界企業群に負けないブランドを創り・・・。

一般的に日本企業の多くは、新商品を開発する際、
無駄を除く徹底した経費削減や合理化を進める中にあって、

光岡自動車は、運転する人の心情からコンセプトを探っていく
“非合理的と思わせるプロセス”を採用しています。

続きはこちらから。

⇒ http://www.id10.jp/brandingnews/110808

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