- 清水 康弘
- 株式会社参創ハウテック 代表取締役社長
- 工務店
対象:新築工事・施工
昔であれば、通称二八(にっぱち)に当たる2月と8月は、集客がぐんと落ち込み、暇になる月と言われていました。
しかし最近の傾向は、少し違っているようです。
住宅政策だけでお客様が大きく動く訳でもなく、そうかと言って季節感や経済動向だけでもないようです。
一昨日行ったSE構法の構造見学会には、5組もの新規の熱心なお客様がいらっしゃり、少し驚いています。
今まで完成見学会に勢のお客様が来場されても、構造見学には、あまり来場は見込めませんでしたから・・・。
やはり震災の影響でしょうか。完成すると殆ど見えなくなってしまう構造躯体に興味を持って戴けるのは、とても良い事だと思います。
ただSE構法の躯体を単純に見学したいお客様だけではなく、断熱や省エネについて興味を持つお客様も増えてきました。
理科系工務店を目指している弊社にとっては良い事だと思います。
最近強く思うのですが、家づくりは全体を俯瞰することがまず第1歩ですね。
特定の設備やデザインだけに深く入りすぎると、どんどん悪い方向へ行き、良い家づくりは叶いません。
良いものにはちゃんと根拠がありますので、定量的・理科的にわかる程度はしっかり勉強して知識をもつことが求められます。
競合している間は、皆いい人ですから、しっかりその会社のスキルやポテンシャリティを把握することが大切です。
良い人を選ぶのは当たり前で、その人や会社の能力で依頼先をきめることが、良い家づくりに繋がる秘訣です。
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