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尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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アジアで上場! -香港・韓国・台湾証券取引所へ-

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IPO (株式公開) 海外上場

こんにちは、東京港区の公認会計士 森 滋昭です。


今朝の日経で、アジアの証券取引所に上場する会社が、2011年に5社前後あると報道されました。

すでに、エルピーダメモリが2月に台湾証券取引所、SBIホールディングスが4月に香港証券取引所に上場していますが、国内外食、ネット関連も検討中です。


記事によれば、上場準備期間に、日本では2~3年を要するに対し、アジア市場なら最短1年で上場できる場合も少なくない。

上場費用も、全体で2割程度コストが低いとのこと。



一方、「週刊 経営財務 2011年6月20日号」で、香港証券取引所に上場したSBIホールディングスの方へのインタビューでは、

香港証券取引所に上場へのメリットとして、
・資金調達の多様化
・多様な投資家へのアクセス
・ブランドや知名力の向上


デメリットとして、
・上場前、上場後のコスト
・香港証券取引所ルールによる経営自由度の低下の可能性
・上場開示量の増加による作業負担増


また、SBIホールディングスが約1年で上場できたのは、SBI自身が投資や株式公開(IPO)のプロだったことが、スムーズな上場につながったとしています。


一般的なアジア市場への上場・IPOに対する認識や、私自身のアジアへの上場準備に関わった経験からも、アジア市場での上場は、決して言われているほど簡単ではありません。

日経新聞の記事より、SBIホールディングスの方のコメントの方が実態にあっていると思います。



ただ、これから伸びていくアジア市場を中心にビジネスを展開される方にとっては、アジア市場でのIPOは、日本でのIPOよりもメリットは大きいでしょう。

実際、イタリアのプラダは、ミラノ証券取引所に上場せず、この6月に香港証券取引所に上場しました。



ところで、今年のIPOは、東日本大震災の影響もあり20数社にとどまる、と言われています。

日本市場でのIPOが20数社。一方、アジア市場を目指すのが5社前後。

このような流れが定着してしまうと、東証マザーズや店頭市場のようなIPO市場だけではなく、東京証券取引所自身も危機感を持たなければ、将来、日本企業に見捨てられてしまう、とまで言わなくとも、アジア市場の2軍となってしまいますね。


あなたなら、それでも、日本でIPOを考えますか?

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