- 小林 幹夫
- 有限会社 電気の問題解決
- 静岡県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
6月になって節電の相談が増えてきました。
先週は2つの対照的な金融機関の節電対策をしました。A社は築数十年の3階建て自社ビル、B社は築数年の3階建て自社ビルで、最大需要電力もほぼ同じとよく似たタイプのように思われました。最大需要電力のグラフを作ると2社とも夏と冬にピークがはっきり表れる、空調負荷型で「コラム設定温度そのままで省エネしませんか?」の空調負荷の削減で対応できるとおもわれました。
しかしよく調べるとまったく違いました。
A社は通常空調でいつもの対策でいいのですが、B社は夜間氷蓄熱空調でした。夜間氷蓄熱空調とは、簡単に言うと夜間氷を作り昼間にその氷の熱で冷房する空調機で、B社の空調の電力ピークは夜に来ます、そして最大電流のカット機能もありませんでした。A社とB社のピーク電力は夏期同じでも、昼と夜で逆だったんです。
今回の節電では、8時から20時までの節電ですからB社は問題ないんですが、氷を使いすぎると昼間エアコンが動くのでうまく節電しなくてはなりません。
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