- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
うちの事務所に毎朝向かう事務所前の道路なのですが、車が余裕ですれ違えるくらいの道幅があります。
ところがこの道、道幅はそこそこあるのですが・・
一部、曲がった所が一方通行なのです。
たぶん、そうしないと勝手にショートカットする輩が多くなってしまうからだと思われるのですが。
そこを走って車で事務所に向かうのです。
すると・・
何度かに一度は向こう正面から車がやって来ます。
おおっと!
予測していないとめっちゃ危険!
一歩通行を逆走してくるなんて・・
そこですれ違うために車が減速すると・・
私は相手をにらみつけます。
戻れよ・・
ところが、向こうの車の窓が開くとオネーチャンが・・
「ちょっと、もっと寄らないと通れないじゃないの!」と・・
へ?
あの・・
ここは一方通行だぞ。
「そんなことは関係ないでしょ!危ないじゃないのぶつかったらどうすんのよ!」。
そういうことか・・
そうなのか、最近は?
びっくりしてすぐに避けない俺が悪いのか・・・?
広い道なら・・
向こうから来る車が今いなければ・・
いつから一方通行を逆走してもよくなったんだ、日本では?
勝手に変えたんなら教えてくれなくちゃ。
昔はちょっとやんちゃな運転する奴と言えば・・
若い奴や不良な奴や横柄な金持ちと相場が決まっていました。
ある意味、車を見れば運転がわかる。
派手な車やスポーツカーや金持ち車を見かけたら注意する。
予測していれば割り込まれてもそう驚かない。
ところが昨今は普通の人が普通にめちゃくちゃなことが多いような気がします。
何するか予測がつかない・・
先の事務所の前の道なのですが・・
道幅が広いからと言って優先道路とは限らない所がたくさんあるのです。
つまり、東西の道が広い道でそこに交差する南北の細い道が交わる交差点で東西の広い道の方に「止まれ」の標識があるのです。
東西の道と平行に広い県道があるためだと思われるのですが・・
こういう交差点は事故のメッカ!
事務所にいると、月に何度も・聞こえてくる。
ガシャーン!
ピーポーピーポー・・・
だって・・
「止まれ」で一時停止する奴なんて勘定できるくらいしかいない・・
脇目もふらずに・・
一瞬の減速もせずに・・
そのまま直進!
普通のおじさんやおばさんが。
こんな裏道通る奴はほとんど近所の奴で、毎日この道通る奴だと思われるのですが・・
初めての人は表の県道通るでしょうから。
私は知ってるからどっち向きに走っていても標識に関係なく一時停止します。
横から来る車、ほとんどそのままビューン!ですから・・
私みたいに止まらない車に出くわすと、みんなガシャーン!
ほらまた・・
ガシャーン!
今さっきのことです。
なんか、やったもんが勝ち?
損すると思ってるんですか?
やらない奴は馬鹿?
なんでかわからんけど最近は、ばれなければ交通法規は守らなくてもいいらしい。
一方通行とか信号とか一時停止とかは絶対的なルールと思ってるのは少数派になってきているような?
それって本当に賢いのか?
なんか疑問を感じます。
こういうのって名古屋だけなんでしょうか?
それから、車の免許を持っているからと言ってみんな運転がうまいわけではない。
それどころか、免許持ってるだけで運転なんて実際には出来ない人だっている・・
考えてみると・・
これって交通法規に限らない気がします。
建築基準法だってまったく同じかも?
ばれなければ問題ない・・
なんてのは常識。
うまい人もいれば下手な人だっています。
法律になければ何やってもいい。
申請や許可がいらないからどうせわからない。
違うでしょ。
でも、そう思ってるのもやっぱり少数派なようなのです。
だって、そういう人の所にお客さんは殺到するのですから・・
お客さんが望んでいるのです。
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