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市原 真二郎
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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冷房なんか要らない!?節電下の夏を健康的に乗り切る方法(7)

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  1. 心と体・医療健康
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  3. 疲れやすさ

(続き)・・次に夏に向けて「運動」に積極的に取り組むことをお勧めします。低体温の主要な原因の一つに運動不足がありますが、定期的な運動によって全身の代謝が活発になり、体温が向上します。その結果、熱中症や夏バテを予防するとともに、暑さに強い体を作ることが可能となります。

 

しかし猛暑になってから運動を始めるのは大変ですし、危険でもあります。従って涼しいうちから運動の習慣をつけておくことが望まれます。まだ涼しいうちに徐々に運動の習慣をつけて体力を向上させておき、本格的に暑くなってからは無理なく軽度の運動を続ける、といったスタンスが勧められます。

 

 

我々が行なう運動には大きく分けて「有酸素運動」と「無酸素運動」とがありますが、メタボリック症候群の予防などのために勧められるのはどちらかというと有酸素運動です。全身の代謝を向上させて痩せる効果が高いと考えられているためですが、総合的にみると無酸素運動もやはり重要です。

 

ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動では、脂肪燃焼の亢進や心肺能力の向上などの様々な好ましい変化が徐々に現れますが、実は有酸素運動のみでは充分な効果が得にくいのが実情です。すなわち30分以上も運動を続けなければ、脂肪燃焼効果などが現れないのです。

 

そこでスクワットや腹筋運動などの無酸素運動を有酸素運動の前に行なうことによって、脳下垂体からの成長ホルモンの分泌亢進を通して脂肪燃焼効果などを飛躍的に高めることが可能となります。これによって代謝や体温レベルも効率的に向上させることができ、暑さ対策もより万全となります。

 

 

具体的な運動メニューとしては、ストレッチ体操によって充分に関節や筋肉をほぐした後に、スクワットや腹筋運動、腕立て伏せなどの無酸素運動を20~30分程度行ないます。そして引き続きウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を30~60分程度行なう、という流れになります。

 

筋トレなどの無酸素運動というと辛くて危険が伴うと考えられがちですが、呼吸に合わせてゆっくりと行なう運動ならば安全性も有効性も高いことが証明されています。また女性でも筋肉ムキムキの体になってしまうと敬遠される傾向がありますが、女性ホルモンの影響がそれを回避してくれます。

 

 

有酸素運動の中でも「水泳」が夏には特にお勧めです。涼しい水の中ならば、暑い日でも熱中症になる危険がありません。もし泳げない、水が怖いというのならば、無理して泳がずに「水中ウォーキング」だけでも充分な運動効果が得られるものです。

 

但し35℃以上の猛暑日、もしくは冷房が制限されて室内も30℃前後もあるような時には、無理して運動しない方が無難です。暑い時間帯はとにかく動かないようにして、朝夕の比較的涼しい時間に水泳やウォーキングなどのごく軽い運動をするくらいに留めましょう・・(続く)

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