その歴史的事実を裏付けるような研究を一つご紹介しましょう。
この研究*1は、2006年に発表されたもので、カイロプラクティックの施術1回の直後の聴力変化を測定し、中枢神経への影響を調べるものです。
平均年齢54.3 歳(34歳〜71歳)の15名(男9、女6)に対して、ウェルチアリンAudio Scope、20デシベル(dB)、25 dB、40 dBでの、それぞれ周波数、1000 Hz、2000 Hz、5000 Hzに対する聴力を検査し、施術直後で比較を行なった。
そして、Ventry & Weinstein基準により、すべての患者に聴力障害があると分類された。
その後、施術を行ない、直後に測定した結果、40dB では6名が正常に回復、7名が聴力向上、2名が変化なし。25 dBでは、11名が聴力向上、4名が変化なしでした。
この研究は、神経筋骨格系への刺激が中枢神経系に影響を与えることを示唆するとても重要で、興味深い研究だと思います。
難聴でお困りの方は、ぜひご相談下さい。
山中英司
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*1Chiropractic & Osteopathy 2006 (Jan 19);14 (1):2
このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
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