ウェブ解析:最初は俯瞰してみる。 - アクセス解析・効果測定 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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ウェブ解析:最初は俯瞰してみる。

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アクセス解析の重要性 クライアントの満足度を高めるアクセス解析の使い方

環の小坂です。

ウェブ解析:最初は俯瞰してみる。細かいところに目を奪われない。

ウェブ解析を始める際、google analyticsでも弊社のシビラでもアクセス解析のツールを使うことが多いです。
その際、いきなり細かいところを見だすとはまります。
これは慣れている人でも時々います。
決まった手順でレポートを作成していく。

これはダメです。

・最初にやること

先にやることがあります。
・もしサイトを見ていなければ必ずじっくり見て、サイトを理解する。
 (解析を見てばかりでサイトを見ない人もいますが、これでは何もわかりません。)
・仮説を立てて、そこについて何をチェックすればいいか考えておく。
・そして、全体を俯瞰してみる。

この俯瞰してみるということですが、全体像をつかみ、特徴をつかむということです。
「人」に例えると、いきなり身長・体重・・・とチェックするのではなく、
見た目(スタイルや顔色等)を見て、そこから特徴を掴むということです。
筋肉質とかやせ形とかグラマーとか。。。

・アクセス解析を俯瞰してみるとは

具体的には下記のような指標を見ます。
・ページビュー数やユニークアクセス数
・日毎・曜日毎・時間帯の特徴
・ページビュー数が多いページの上位10件程度
・直帰率が高いページ
・入口ページの特徴
・検索フレーズ・検索キーワード
この辺をざーっと見ます。

そうすると、
・流入が偏っている
・広告に依存している
・多くのページをしっかり見られている
・ターゲットのプロファイルを想像できる
といったことを把握する(正確には仮説を立てる)ことができ、
全体像をつかめます。

ここまでは、データをCSVで落としたり、加工したりする必要はありません。
もちろんパワーポイントは時期尚早です。

・俯瞰した後にやること

ここで全体像をつかんだ後に、
・注目した点(いいところや改善すべき点)をメモる。
・気になる点(直帰率が高いページや検索フレーズ等)を深掘りする。
・コンバージョンとの関係を見ていく。
 (コンバージョンにつながった検索フレーズや入口をチェックする等)
をしていきます。

そして、必要ないかなと思っても基本的なデータは確認しましょう。

こうしていくと、アクセス解析をした後、お客さんから
「一言で言うとどうだった?」と聞かれても回答できます。

この回答が出来なければあまり意味がありません。

ウェブ解析をする上で重要なパーツであるアクセス解析はまず俯瞰してみるようにしましょう。
鳥の目です。

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