- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
アクセス解析の結果を「活用」するために 3
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アクセス解析・LPOの有効な活用方法
アクセス解析の結果を「活用」するために
2007-09-08 00:00
アクセス解析ツールへの期待と実際
前章で述べたように、アクセス解析が活用し切れていない原因の1つにアクセス解析へ取り組む意識がある。
つまり、言い換えると「サイト運営者がアクセス解析へ持つ期待と実際のずれ」があるのではないかという点である。
例えば、アクセス解析の勉強会やセミナーを開催する機会によく聞かれるのが、「アクセス解析のどこを見ればよいのか」という質問である。
この質問は特に、アクセス解析の認知が高まり、使い方を紹介する書籍やコラムが増えてくるにつれて、益々増えてきている。
しかし、実のところ、この質問に回答するのは結構難しい。
なぜならば、アクセス解析とは本来、これまでに行ってきた運営結果の判断や、課題の発見を行い、その中から改善策を導いていくものである。
つまり、サイト運営の目的や意図を汲み取った上でデータを見ていく事で、始めて見るべき場所が自ずと決まってくるのだ。
更に、これは2つ目の障害にも関連するが、実のところ、アクセス解析のデータは、「増えたから必ずしも良い」、というわけではないケースも存在する。
そのため、「基本として、このデータは抑えておいた方が良い」、といったデータはあるが、(この部分は次回以降に別途触れたい)、「こう見たら確実」というデータは存在しないのである。
この意識のずれが、アクセス解析活用の障害となっているケースが多い。
アクセス解析