3.11地震発生時、私は名古屋へ戻る新幹線の中におりました。
品川発14:40 ひかり517号。
品川を出て、ほどなく、新横浜の手前で緊急停車した車両は鶴見川の橋上で4時間。
停車後まもなく、母と電話がつながり、「大丈夫」と答えながら
二度と母の声を聞けないかも…という想いが脳裏をよぎりました。
余震に揺れる橋の上、津波の影響と思われる川の逆流も見ました。
新幹線での恐怖体験は、拙ブログ記事をご一覧いただくとして…
http://cco-sonoma.jugem.jp/?eid=162
そんなわけで、被災者の方々のご辛酸にはとても及びませんものの
今だに、そこはかとない不安や緊張にとらわれている毎日です。
あるいは、被災地ではない日本の多くの人々が
何かしらの二次、三次ともいえるような間接的な被災体験をし
不安や緊張を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
被災者の方々にくらべれば…と、ついつい頑張っている皆さま!
このような時には、どのようなことに気をつければよいのか
精神科医の奥田弘美先生がブログに掲載された記事を
親友であるチーム医療の梅本和比己さんが小冊子にされました。
「被災地ではない被災地周辺地域の方のための震災ストレスケア
5つのアドヴァイス」
5つのアドヴァイスは次のとおり
1)睡眠をできるだけたっぷりとる
2)ふだんよりタンパク質、ビタミン、ミネラルをたっぷりとる
3)不要、不急の用事は、作らない、参加しない
4)地震情報にひどい不安や動機を感じるときは
テレビやラジオ、ネットニュースから離れてみる
5)カフェイン類、アルコールは控えめにして
牛乳、豆乳、ハーブティーを
無料ダウンロードができますので、どうぞお役立てください。
https://www.iryo.co.jp/wp-content/uploads/stresscare_advice.pdf
さて、東日本大震災から時がとまったかのような日々でしたが
今年の暦では、4月5日から「清明」を迎えております。
清明とはご存じのとおり、二十四節記による季節の名前で
万物がすがすがしく明るく美しく、様々な花が咲き乱れる頃です。
こんなに辛くて、悲しい春なのに、そういえば
桜たちは季節を忘れず、満開のほほえみを注いでくれています。
花は強く、賢く、美しい…
被災者の皆さまのためにも、私たちは自分のできることと
自分のすべきことを一生懸命に営まなければと、桜に教えられました。
皆さまを支える、ひとひらの花弁になりたい…と心から願って
メールコラム「Pr.そのまの夢づくり人づくり ツィート」を再開いたします。
http://prokoushi.jugem.jp/?eid=10
憂いは深いけれども、生かされている者が率先して
前を向いて、上を向いて、新しい日本を築かなければ!
がんばれ、日本! あきらめないで、東日本の皆さま!
このコラムに類似したコラム
日本人はうまくいくほどネガティブになるという話 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2021/07/13 07:00)
仕事の「不安」と「不満」 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2019/03/26 08:00)
10年後に「なくなる仕事」があるから「産まれる仕事」がある 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2018/12/11 08:00)
「尊敬する人」がいない私 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2012/04/23 06:00)
「ほどほど」という幸せ 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2012/01/09 06:00)