- 新谷 康二郎
- Crisp Drum School
- 東京都
- 音楽講師
対象:楽器レッスン
さて、ドラムを始めたいけど、どうしたらいいんだろう?というあなた。
まずは道具を揃えないといけませんよね。
ドラムを叩くための道具って…?
1、ドラムセット
2、スティック
ですよね。
でも…いきなりドラムセットなんて、誰も持っていません。
高価ですし、なにより置き場所や、音量の問題などもあります。都会に住んでいる方ならなおさらですよね。
ドラムを始める方々は、まずは2の「スティック」だけで十分なんです。
棒が2本だけなんて本当に気軽です。
しかも千円くらいで購入が可能です。
楽器屋にいって、まずはスティックを買ってしまいましょう。
でも…
いろいろな種類があってなにがなんだかわからない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
まずはいろいろ手にとって、感触で決めてしまうというのが一番良いと思います。
長さ、太さ、重さ、スティックによってそれぞれです。
その時の直感で構いません。
もし貴方の好きなドラマーが自分のモデルのスティックを作っていたら、それを買ってしまうのも良いと思います。モチベーションも上がるかもしれませんし。
スティックはドラムを叩いているうちに消耗して、ササクレたり、折れたりしてしまいます。そしてまた新しいスティックを買うのですが、その時、また別の長さ、大きさ、重さのスティックを試すことができます。
したがって、あまり迷いすぎず、直感で「えいっ」と買ってしまうことをオススメします。
ただし!一点だけアドバイスします。
自分の手の性質を確かめてください。
よく手に汗をかきますか?それとも、どちらかというと乾燥肌ですか?
手に汗をかきやすい貴方。
貴方には、スティックの表面がナチュラル仕上げ、つまり塗装やラッカー仕上げがされていない、サラサラした感触のものをオススメします。
一方、乾燥してしまう貴方。
貴方には、逆にラッカー仕上げされているものをオススメします。
なぜでしょう?
ドラマーはスティックをあまり強く「握らない」ものなのです。ほとんど握っている感覚がない方がよいとされています。
したがいまして、手にしただけでツルツルと滑るような気がするスティックは避けた方がいいわけです。そういうスティックを選んでしまうと、滑らないように強く握るようになってしまいます。
それが癖になってしまうと、あとあと上達を妨げることになってしまうのです。
以上の点に気をつけて、スティック選び、頑張ってみてください。
スティックを手にしたら、もう貴方はドラマーの仲間入りです。
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