被災地で無い人々の今取るべき行動は・・・？

おはようございます。パウダーイエローの稲垣史朗です。

東北巨大地震における被災者の皆様には本当に心よりお悔やみ申し上げます。その事により世の中は全てが「自粛色に染まっています。

日本国民が全て「自粛ムード」で満ちていますが、本当にこのままの何でもかんでも自粛ムードが良いのでしょうか？本当にこの様な人々の心構えが正しいのでしょうか・・・？

問題山積の２次被害に、飛んだ所に飛び火するグローバル社会。今後の関連被害が果たしてどこまで広がることやら？　被災地だけに留まらず、実質上の天災被害に遭わなかった私達の取るべき行動が今後の「日本の良く末」を決定すると思えてなりません。

世の中にはこんなにも「お金持ち」がいたのかと驚くくらいの「義援金」の連鎖反応で、確かに麗しきこととは思います。

しかし、一方では人間は酷なもので「天変地異」による不可抗力には心優しく対応しますが、こと「格差社会」に対しては一切の妥協無く「他人事」の様に関わりを示さない様に思います。

どちらが本当の「人間の不幸」なのかは比較対象ではないと思いますが！しかし、社会は天災を優先して格差による「不幸」を本人の不徳と思える様に思っているように思えてなりません。

いつの世も「拝金主義」が優位を占める社会の風潮で、いかに多くの援助をしたかによる「人の偉さ」が先に立つ昨今！　基本的には勇気ある行動で尊敬すべき事柄には何ら間違いとは言いませんが、要は「出来る人」と「出来ない人」の差が有る様に思わせる社会に「嫌悪感」すら感じますね・・・人間「身の丈」で人其々の生活の背景や基準が異なり、如何にも出来ない人を軽視する「上から目線」の一方的な社会に疑問を募らせる風潮が今回の地震で吐露されている気がしてなりません。

毎日の話題が人の輪が出来れば「どうする？」的な発想に包まれて「個」の感情を「集団」の中に引きずり込む光景が多々見られてなりません。前文にも書きましたが「自粛」と言うキーワードで一括りする中止や延期になる現状に本当にこれが被災者に対する「礼節」となり得るでしょうか？未だに悲惨な情報を連日放映するテレビを筆頭に全てのマスコミ。被災地で無い元気な人までもが「自粛」による「萎縮」になるのでは無いかと危惧してくる今日この頃です。

被災地に対しては、冷静に判断して今自分の出来ることは何かを淡々とやり続ける事ではないでしょうか。

イベント・催事・お祭り・スポーツ競技とどれをとっても延期と言われる実質上の「中止」に経済の活性は削ぎ落されるばかりで大きく見れば「経済衰退」に突き進んでいるのではないかと思います。

如何なる場合にも人間は立ち止まること無く「生き続ける」習性を持っていますので、本来ある姿でそれぞれが「今の仕事」を大切にするべきだと思います。

日本国はここ数十年の間に思想や行動の「暴走」とも思える一つの考え方に偏ったような思考に他の意見を排除するような「法律」を制定しすぎる気がしてなりません。

エコと言えば皆がお題目の様にエコ思想の基に突っ走り・・・企業も個人間の間でも話題が集中！

オール電化と言えば企業は「お題目」の如きオール電化を推奨し、他のエネルギーを排除する。その結果が「原子力発電」問題で世界中が縮小傾向にひた走るあり様・・・

要するに一部の人間の思考が一般市民の色々な考え方の意見を無視して判断を狂わせるように利権がらみの一部の人間に利益が集中する法律論で押されているように思います。

人と同じ事では無く、自分の身の丈で何をすればいいのかを「個」で考える時間と判断を持っては如何でしか？