「サ・ク・ラと被災地への思い」 - 新築工事・施工全般 - 専門家プロファイル

清水 康弘
株式会社参創ハウテック 代表取締役社長
工務店

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対象:新築工事・施工

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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「サ・ク・ラと被災地への思い」

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家づくり

 会社のそばの教育の森公園の桜は3~5分咲きといったところまできました。
 震災の後だけに、今年の桜にはいろいろな思いが募ります。

 何事もない例年であれば、桜の季節は人生の節目、転換期、希望に燃える時期、新たなものを発見する時・・・。
 様々な生き方が最も交錯し、人それぞれが明日はもっとよくなろうと一念奮起するときでもあります。

 しかし、今年は自粛、自粛!

 私の会社の周りには、小石川播磨坂や小石川植物園、少し足を延ばせば後楽園など桜の名所があり、会社を創業した13年前から社員との花見を楽しみにしていましたが、ここまで一度も実現したことがありません。
 自分でもそこそこの会社になってきたという思いはあるのですが、「いやまだまだ!」と自分に言い聞かせながら、向上してきたつもりです。
 今年こそはと楽しみにしていましたが、自然災害には勝てなかったようです。

 被災した多くの方々の現実をみていると、自分にももっともっと苦しい思いを課さなければ人として最低だと思ってしまいます。
 特にこの度のような未曾有の大災害があった時こそ、強い気持ちですべてに対峙しなければなりませんね。

 昨日は弊社の家守り部隊が、ある建築家から依頼されて、新浦安~舞浜方面の家の補修のため、現場調査に行ってきました。
 ある地区の住宅街の家の殆どが、液状化で傾いているそうです。

 そこのお宅は道路から敷地奥の方向へ、建物が24センチくらい傾いていたそうです。
 そのお宅は建てた工務店も倒産してしまい、代わりに弊社がお伺いした次第です。

 報道はどうしても被害が大きかった東北方面がフォーカスされますが、東京近郊でも大変なことが起っているようです。
 人が埋めたてて造成した宅地、そこに家を建てる住宅会社、平穏を信じそこに居住する住まい手。

 一体誰に責任があるのでしょうか?

 今年の桜は、それぞれの状況下で、そして思いで眺められるのでしょう。

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