「だからこそ、できるだけ、安いものを探し出して、入りたいんだ」と・・・
確かに、その通りです。
しかし、ここに落とし穴が2つあることを知っておいて欲しいのです。
まず、1つ目は、「安いものを探し出す」前に、「自分や家族が抱えるリスクの状況を把握し、それを十分
カバーできる設計を意識」しないと全く無意味であるということです。
残念なことに、保険に携わっている方を含めて、多くの方が、この点を見落としています。
ここをショートカットして、商品の優劣をいくら熱く語っても、キリがないですし、真の意味での解決にはなりません。
2つ目は、「安いものには、何かを削っているからである」ということです。
保障額が低く、保険期間が短ければ、とても安い設計プランとなります。
しかし、保険期間を短くした分、更新時の掛金は高騰することを覚悟しなければなりません。
もしくは、同等の掛金で更新するためには、保障額を削減しなければなりません。
そもそも、保険設計とは、
「万が一の際、○○○○万円の給付を受けさせたい」ということでなく、
「万が一の際は、経済的レベルを落とさない生活を遺族に提供したい」という
ものが前提にある筈です。
ここを原点にすれば、上述の「安いものを探し出す」前に、「自分や家族が抱える経済的リスクの状況を
把握し、それを十分カバーできる設計を意識」すべきというのがご理解戴けるのではないでしょうか。