先日、広島市内の某女子中学校にて建築家として職業ガイダンスの講師として招かれて行ってきました。毎年この時期に伺っていて、今年で6年目ぐらいになります。
集まっていたのは、建築士を目指したい子供をはじめ、弁護士、臨床心理士など専門職的なものを目指していきたいという子供30名でした。ガイダンスの講師はそれに合わせて、弁護士、臨床心理士の方も来られていて、一人25分づつ持ち時間をいただき、話をさせていただきました。
私は3番目に話をさせていただき、結構プレッシャーでした(汗)。今回話をしたのは「自分が中学生の頃にぜひ知っておきたかったこと」。
全部で5つの話をしました。
1.やることに大好きな要素を見出しましょう
2.失敗の本当の意味とは?
3.一番大切なのはコミュニケーション
4.本番に強くなる環境づくりとは?
5.夢を実現させるための小さなステップ
例えば、私の場合は「絵を描くこと」「ものを作ること」が大好きでした。それに、少々得意な理系の要素を組み合わせたものが今やっている「建築」です。当日、「自分が好きなことがある人は?」と問いかけました。それに対してどれくらいの人が手を挙げたでしょうか?残念ながら、照れくさかったのかほとんど手が挙がりませんでした。
失敗の本当の意味という話では、ランプを発明したエジソンの話をしました。エジソンはランプを発明するのに何回ほど失敗したかご存知でしょうか?生徒たちはこの話を聞いて、失敗に対する感覚が変わったようでした。
コミュニケーションに関しては、ほとんどの生徒が興味を持っているようでした。本番に強くなる環境づくり。これは「わが子を天才に育てる家」でも記した子供部屋を勉強部屋として使っていることに対する弊害などの話しました。
「お母さんが勉強は部屋でやりなさいって言っていたので、本当は嫌だったんだけど・・・」という生徒も結構いて、この本の中身を再検証することが出来ました。最後の夢を実現させるための小さなステップ。これは自分のやっていることに少しでも大好きな要素を見いだすことの大切さを話しました。
話し終えると、生徒たちの目がキラキラしたのがとても印象深かったです。今回の話に興味がある方は、当日の音声をHPにアップしましたので良かったらお聞きくださいね。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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