
- 高安 重一
- 有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
設計の仕事をしていてよかったと思うことの一つは、
経営者や社長などのトップと直に話ができるとき。
特にその道で長く仕事をしてきたトップと話しができると、
「目からウロコ」と言うことがよくある。
年寄りと同居していないから、
ベテランや年寄りや長老の話を聞く機会はそう多くはないので、
仕事でお会いできるのが仕事上の特権かも。
そして設計の仕事の場合はこれから何かをしようというトップと会うことになる。
みなさん元気があるし勢いもあるという、成功してきていることが多い人たち。
弁護士の場合は問題があって相談されることも多いだろうけど、
建築士の場合は基本的に建設的な話しが多いので、前向きでもある人たち。
そんな人たちの話は判断にブレがない。
若いクライアントや経営者はまだブレることがある。一緒に悩むこともある。
そんな時に年長者の意見は実に説得力がある。
様々な職種の建築設計をする機会があるが、
こちらも設計に関してのプロではあるけれど、
クライアントの職業に関してのプロではないから、
トップの判断を間近で見られるのが立ち会っていて興奮する瞬間。
そして設計することも判断することだと思う。
いつの瞬間も、いま何をするべきか?ということを、
要望や工期や工法や法規や美的感覚や予算やランニングコストや安全やエコや・・・
いろんな状況を鑑みて判断している。
最近もレストランの設計の打ち合わせをしたけれど、
住宅の設計と違って面白いのは、商売に参加しているような気持ちになるところ。
若い人たちとトップも含めての打ち合わせだったけど、
いろなんな意見がでてくる。
是非ともいいお店にしたいと思わせられた。
このコラムに類似したコラム
芸能人釣り・・。 杉浦 繁 - 建築家(2013/06/19 19:22)
取材記事『気付かないところを気付かせてくれる建築家』が掲載されました 西島 正樹 - 建築家(2023/08/24 17:01)
10連休中は仕事のチャンス!? 齋藤 進一 - 建築家(2022/04/28 12:00)
今月の専門誌(県社会福祉士会) 齋藤 進一 - 建築家(2022/02/15 08:00)
今月の専門誌 齋藤 進一 - 建築家(2021/04/08 12:43)