パーティの着こなし＆マナー　16

春もパーティー・シーズンですよね。
パーティーでの「着こなし」や「マナー」を取り上げていきます。
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パーティーにはビジネスの場で出席するものや、
個人的にプライベートで出席するものなどさまざまでしょう。

前回は和装のメリットをご紹介しました。

今回は、「フォーマルな装いの内容（和装・後編）」で和装のマナーを紹介します。

●和装・男性編

1.　礼正装（一番格が高い装い）

紋付羽織袴（絹の黒羽二重・染め抜きの五つ紋）

2.　準礼装

紋付羽織袴（絹の黒羽二重・染め抜きの三つ紋）

礼正装と準礼装は披露宴や祝賀会などで着用します。

3.　略礼装

紋付羽織袴
・絹の色羽二重・染め抜きの五つ紋
・無地のお召・三つ紋または一つ紋
・無地の紬・一つ紋（羽織の色が違っても良いですよ）

式典やお茶会、年賀、改まった訪問、パーティーなどで着用します。
礼装にはなりませんので注意してくださいね。

4.　平服

お召と羽織、紬のアンサンブル、ウールのアンサンブル、大島、上布

会合や観劇、一般的な訪問、カジュアルなパーティーなどで着用します。
外出時は、羽織をはおります。
改まった訪問には袴を着用します。

●和装・女性編

1.　礼正装（一番格が高い装い）

・黒留袖（染め抜きの五つ紋）は既婚者用
・本振袖は20代までの既婚者
・色留袖は、既婚・未婚に関係ないので、30代以上の未婚方におススメです。
金や銀が盛り込まれた華やかな袋帯で合わせます。

2.　準礼装

・訪問着（裾、左胸、袖の三か所に柄が入り、縫い目で模様が繋がっている絹の着物）

金や銀が盛り込まれた華やかな袋帯で合わせます。

礼正装と準礼装は披露宴や祝賀会などで着用します。
告別式や葬儀、法時には、喪服を着用します。

3.　略礼装

・付け下げ（裾に柄が入った絹の着物）
・色無地や小紋（染め抜きの一つ紋）

袋帯か名古屋帯で合わせます。　

式典やお茶会、年賀、改まった訪問、パーティーなどで着用します。

4.　平服

付け下げ、色無地、小紋や江戸小紋、絞り染め、お召、紬織、更紗染め

会合や観劇、一般的な訪問、カジュアルなパーティーなどで着用します。

ポイント！
礼装としての素材は、真夏は「絽」、真夏以外は「絹」になります。

和装で参加して周りの対応や変化を味わってみませんか？
色々な発見があると思いますよ。

・あなたが和装を避けてしまう理由は何ですか？