- 高安 重一
- 有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
昨日は横浜の日本郵船歴史博物館の「船→建築」展に行ってきた。
http://www.nyk.com/rekishi/exhibitions/event/corbusier/index.htm
「ル・コルビュジェがめざしたもの」という副題もついているけれど、
必ずしもコルビュジェオンリーの展示というわけではない。
1930年頃の建築と船の関連を取り上げた展示。
船は豪華客船が引用されている。
当時の最先端の技術と芸術は国を挙げてのものだったろうし、
アールデコのポスターにも客船は取り上げられているから、
建築に限らずモダニズムの流れの中でシンクロしていたんだと思う。
コルビュジェの集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」が、
都市の機能を内包した船を類推させるのは分かりやすい。
日本では山田守の東京逓信病院(1937年)が取り上げられているけど、
プランも船の影響を受けているというのが興味深い。
そのあと新宿に、渡辺洋治設計の通称「軍艦マンション」と呼ばれるビルが、
再出航イベントをやっているというので見に行った。
http://www.realrole.jp/gunkan/
船づくしで楽しめたけれど、
こちらは1970年だから初期モダニズムの系列で船という言うわけではない。
この外観を見ているとどうもウルトラセブンのカプセル怪獣「ウインダム」を思い出してしまう。
http://www.mpsnet.co.jp/hobbynet/productone.aspx?pno=42831
ウルトラセブンは1967年ころだから、関連があってもおかしくないと思う。
それにしても軍艦マンションは壊されるなんて話も聞いたことがあったので、
また使われることになってよかった。
いつか行ったときにはエレベータの中の落書きもひどかったし、
エレベーターに「小便するな」とか書いてある状態だったから怖かったし・・。
しかしコルビュジェ、山田守、渡辺洋治、
時代は違うけど、シンボルとしてしっかりと船のような建築がつくれる背景は羨ましい。
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