花粉症レーザー治療　『MLLTとLLLTの比較と選択のコツ』

ＮＨＫあさイチ【花粉症最新治療MLLTミディアムレア３日でスッキリ】

先日１４日NHKのあさイチで放送された最新の花粉症レーザー治療は、約４０～６０度の熱で粘膜が破壊される直前で止めるミディアムレア（正式名称はＭＬＬＴ）という方法で、治療時間は両方の鼻で２分程度、治療後３～７日で回復し、さらに１～２年効果が持続するというものでした。

そして最新のレーザー治療は、機器が必要になるため、導入している医療機関は少ないのが現状で、費用は、保険適用で６０００～７０００円程度で、目のかゆみには効果はなし、効果実感は８割程度、妊婦・子供ＯＫという内容でした。

さて、わたくし日本ペインクリニック学会会員、日本レーザー治療学会など会員として１０年以上所属している立場から、また、おもにアレルギー性鼻炎（花粉症）や成人型アトピー性皮膚炎、その他自律神経失調症などレーザー星状神経節ブロック療法３千症例の臨床実績から分析すると、鼻汁、鼻閉感を特徴とするスギ花粉にはMLLTは有効ですが、頭痛や肩こり、神経過敏、睡眠障害、めまい、動悸、筋筋膜性腰痛を含む筋筋膜性疼痛症候群などのいずれか２～３つ以上該当する不定愁訴を伴っているタイプの花粉症はLLLT（低反応レベルレーザー）による星状神経節ブロックのほうが即効性があると考察いたします。

理由はストレス関与による交感神経過緊張状態がベースにあって、不定愁訴としてくしゃみ発作や鼻汁などが現れやすいからです。

なお、LLLTによるレーザー治療は最近、専門医以外に整形外科、整骨院や鍼灸院等に普及されてはいますが、ほとんどが慢性疼痛による適応として頻用しており、今年の花粉症マーケットを期待して星状神経節近傍照射をマネしても星状神経節 局所解剖の知識やブロック手技がマスターされなければブロック注射の類似効果は期待できません。

見極めポイント（スーパーライザーは近赤外線であり、レーザーと言っている先生方は専門医ではない。）

※整骨院では 慢性疼痛や花粉症（アレルギー性鼻炎）を含む自律神経失調症などは保険対象外です。

さあ、いよいよ花粉症の本格的なシーズンを迎えますが薬物療法やMLLTによるレーザー治療を試す前に自律神経関与の疑いで花粉症（アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎）が悪化もいたしますので、是非LLLTによるレーザー感受性テストで判定することをお勧めしたい。

お問合せ（レーザー感受性テストお得情報）　http://www.iwasaki-laser.net

参考記事

http://profile.ne.jp/w/c-52898/