話を聞く、とは? - パーソナルコーチング - 専門家プロファイル

岩本 啓
パーソナルコーチ
東京都
パーソナルコーチ

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:コーチング

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
喜多見 明日香
喜多見 明日香
(パーソナルコーチ)
咲桜 佳美
(ビジネスコーチ)

閲覧数順 2024年04月24日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

話を聞く、とは?

- good

  1. キャリア・仕事
  2. コーチング
  3. パーソナルコーチング

日本語で「聞く」と言った場合、
大きく分けて3つの意味があります。

1つは、「相手の話が耳に入っている。聞こえている」という意味。

次は、「相手の話を理解し、受け取る」という意味。

最後は、「相手の話を理解し、それに従う」という意味。

コーチングでは、2番目の「聞く」をさらに進めて、
心を傾けて「聞く」ということで、「聴く」と書きます。
いわゆる「傾聴」というものです。

問題は最後の「聞く」。

こんなセリフを聞いたことがありませんか?

「そんなに部下の話ばっかり聞いていたら、埒があかないよ!」

このセリフの中には「部下が言った通りにする」ことはできない、
というような気持ちが込められているように思います。

もう一つ顕著な例としては、

「どうして親の言うことが聞けないの!!」

という説教(笑)

これはまさに、親に「従う」という意味での「聞く」ですね。

「部下の話をぜひ聞いてあげてください」とか
「子供の話をもっと聞いてあげてください」と
リクエストしたときに、相手が何となく渋るときには、
話を聞くことによって、それに従わなければならなくなる、
ということを懸念している可能性があるかもしれません。

コーチングでも相手の話を聞きますが、
それは相手の話を受けとめるということであり、
「どんなことでも全面的に賛成!」とか
「言ったことに従います!」ということではありません。

クライアントが言っていることでも、
何だか本心と違うような気がする…、と感じれば、
その点についてフィードバックすることがあります。

コーチングでの「聞く」=「聴く」は、
話を受けとめると同時に、相手を理解しようとすることです。
そうして、クライアントは、
自分自身を受け入れてもらえたという安心感を持って、
話をどんどんしてくれるようになります。

自分が聞きたいことを、相手の話の中に求めるのではなく、
相手の話したいことを、受け止めてあげるということを、
日常生活でもできれば、
普段のコミュニケーションもずっとうまくいくようになると思います。

ぜひ、「聴く」ことを日常生活に少し取り入れてみてください!

このコラムに類似したコラム

コーチングとアサーティブネスの深いかかわりとは? 七倉 廣香 - 研修講師(2012/09/06 21:23)

第2回ダイアローグを公開しました 鮎川 詢裕子 - ビジネスコーチ(2010/09/30 18:10)

話されていないことはなんですか?(システムコーチング) 橋本 博季 - パーソナルコーチ(2010/09/24 11:13)

コーチはなぜ質問するのか 星 和美 - パーソナルコーチ(2015/08/16 17:48)

新年のごあいさつ 星 和美 - パーソナルコーチ(2015/01/01 22:40)