間違いだらけのSEO〜目からウロコを落としましょう!(2) - SEO・SEM - 専門家プロファイル

杉村 和彦
ココロジカ 
福岡県
ITコンサルタント

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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間違いだらけのSEO〜目からウロコを落としましょう!(2)

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では、実際のSEO(検索エンジン最適化)に関するトラブルの実例を見ていきましょう。

「あ、これ当てはまるかも」「もしかしてアクセスが少ないのはこのせい?」など、思い当たるものがあったら要注意! あなたのサイトには「正しいSEO」を施す対策が必要です。

 

事例1:「セールはまだはじまってないのに…」

 

あるお店のサイトで起こった実例です。SEO(検索エンジン最適化)の生半可な知識から起こる典型的な「過ち」の好例です。

 

このお店では、なぜかまだ始まっていない「春の売出しセール」への来客が突然増えてしまいました。その度にわざわざ来店してくださったお客様に「セールはまだ先なんですよ、すいません」と答えないとならない店長さんは困ってしまいます。

 

先日ホームページにアップした「春の売出しセール」のページ記事は、ちゃんと「3月24日から!」と書いてます。今はまだ3月10日。なぜ…?

 

【原因:新しいページでなく古いページが検索結果に出てしまう】

この件はSEOトラブルとして大変に多い事例です。この事例の難儀なところは、SEOについてよく知らないと、原因さえわからないところです。

 

起こりがちな条件としては、毎年同じ時期にセールやイベントなどをやっている場合です。

お客様があなたのお店を検索エンジンで調べたときの検索結果に、去年やそれよりさらに昔の「古いイベント宣伝ページ」が表示されてしまうのです。

 

実は、「同じディレクトリ」に新旧のページが置かれている場合で、かつページの記事が似たような記事内容だと、「古いページの方が被リンクもある上にすでにアクセスも稼いでおり、検索エンジンにより良質なページとみなされてしまう」から起こりうるSEOトラブルなんです。

このSEOトラブルは、サイトの全ページに同じようにSEOを施している場合、容易に起こりえます

 

また、ページの記事に「3月10日から春の大セール!」などと書いてあるのも問題です。「何年の」という情報が把握しにくいので、実際には「去年の」情報なのに、ページを見たお客様が、当然「今年の」と思い込んでしまうことも原因となります。(非常に多いトラブル原因です。思い当たりませんか?)

 

【対策:古いページは検索エンジンで目立たなくする】

まずは、

1. 古い記事ページ専用のディレクトリを作り、

2. そこにすでに終わったイベントやセール、販売終了した商品アイテムなどを移動するようにしましょう。

 

「/kako/」など名前でディレクトリを作って、そこにページを移動するようにする癖をつけておくといいと思います。

新旧記事ページを同じディレクトリに同居させない」というのがミソです。

 

次に、代表的検索エンジンであるGoogleに、古いページのインデックスとキャッシュの消去を申請しておきます。

 

これでも古いページが優先して検索結果に表示されるようであれば、過去ページ専用ディレクトリを「robots.txt」ファイルや「meta name="robots"」タグを使い、検索エンジンにインデックスされないようにしてしまうのも手です。

(これらの具体的なやり方は別項を設けて改めて解説します)

 

 

さて、おわかりでしょうか?

 

SEOとは「検索エンジン最適化」であるという真の意味のいい実例です。


何が何でも検索結果上位表示」ではなく、「検索エンジンに表示させない」という対策も時には必要ということ。これも立派な「検索エンジン最適化」なんです。

 

この件は、SEOを「検索エンジン上位表示」だと思い込んでがんばってしまっているサイトほど起こりうるトラブルです。

サイト全体を見て、こちらが発信したい情報が確実にお客様に届けられるよう、不必要なページを把握しておくことも大事です。

自身で検索エンジンの結果がどう表示されているかを、時々実際に見てみる事もいいでしょう。

 

それによりお客様のニーズあなたのサイトのマッチングが計れ、結果的にサイトそのもののアクセスも伸びますし、成約率も当然上がります

 

まさにこれこそ「最適化」なんです。

 

 

さて、次回は「SEOトラブル事例その2」の紹介と解説をしていきます。

 

(間違いだらけのSEO~目からウロコを落としましょう!(3)へ続く)

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