- 木村 和夫
- 有限会社 木村爽健 代表
- 東京都
- 鍼灸師
対象:体の不調・各部の痛み
- 奈良 修次
- (鍼灸師 臨床検査技師)
花粉飛散予測によると、今年は例年に比べて数倍もの花粉が飛散するといわれています。
やっと立春を越えたところだというのに、もうCMは花粉症対策を打ち出した薬などの
宣伝を行っていますね。
花粉症で困られている方は、今年はどうなるんだろうと、今から戦々恐々とされて
いるかも知れません。
「花粉症になったら花粉症の症状が出る前から薬を飲んで、花粉症に備えましょう。」
こんなフレーズを聞いたりもします。
「でも、薬は体にとって毒だから、そんなにたくさん飲んで大丈夫なのか?」
と私などは、不安に思ってしまいます。
薬には、副作用がつきものです。しかも長期に薬を服用すれば、胃が荒れたり
肝臓が悪くなる、便通などが悪くなる、といった弊害がどんどんと出てきます。
また、花粉症の薬もどんどんと強い作用があるものを使わなければ
花粉症の症状がおさまらなくなっていきます。
批判を恐れずに言えば、今の花粉症対策は、
「穴の開いた船に入ってくる水を一生懸命書き出している」
ようなものです。
船に空いた穴をふさがないから、常に船の中に水が入ってきます。
花粉症の薬は、船にたまった水をかき出す桶のようなものです。
しかも、穴はどんどん大きくなり、船に入ってくる水は多くなります。
だから、より大きな桶が必要になる。花粉症の薬も強い作用のある
ものを使うようになっていく。
私が不思議に思うのは、なぜ船の穴をふさがないのかということです。
つまり、花粉症になる原因を取ろうとしないのかということです。
私自身、プロフィールを見ていただければわかるのですが
ひどいアレルギー性鼻炎でした。
そして、耳鼻科に六年間、毎週1回通っていました。
中学二年生のときに、あまりにアレルギー性鼻炎が改善しないことに疑問を持ち
耳鼻科の先生に聞きました。
「いつになったら、アレルギー性鼻炎は治りますか?」
そうしたら
「気長にやっていれば治りますよ。」
そういわれてしまいました。正直、がっかりしました。
そして、医者に頼らず自分で治す方法を探す中で東洋医学に出会いました。
東洋医学のやり方を一生懸命実践したら、3ヶ月でアレルギー性鼻炎は
なくなりました。ですから、私はまず自分でできる薬を使わない方法を
実践するくせがつきました。
そして、色々と調べていくうちに、食べ物や日用品、環境などが
私たちに悪影響を与えるようになってきていることもわかりました。
特に花粉症などのアレルギー症状を持つ人は、ここ10年くらいの間に
飛躍的に増えました。
そういったアレルギー症状などは、食べ物や環境に大きな原因があることが
実験で明らかになっています。
ここでは、すぐにできる注意したい食べ物についてご紹介しておきます。
製品を買うときに、成分や産地をチェックしてみてください。
1.化学物質(特にタール色素)
赤色○号、黄色○号など、着色料は
目の充血などのアレルギー、鼻づまり、じんましん、
発ガン性、喘息発作等になることが動物実験で
わかっています。なぜか市販の薬にも入っている
場合があります。
2.農薬
遺伝子組み換え植物の場合は、除草剤に負けない
品種改良を行っています。ですから、たくさん農薬をまいても
作物への悪影響がありませんので、農家はいつも以上に
農薬をまきます。
また、ポストハーベストという輸送のときに
野菜や果物がかびないように撒く薬剤もあり
ます。海外の遠距離から来る野菜と果物は
かなり強いです。バナナは有名です。
間違ってもバナナの皮を使って美容液を
作るなんてことはしないでください。
農薬を顔に塗りつけるのと同じです。
3.牛乳
アレルギーや花粉症の原因になることが
実験で報告されています。特に日本の
乳製品は、処理方法や添加物に問題があります。
今ご紹介した事柄が、花粉症だけでなくアレルギー症状の
原因となります。特にコンビニ製品は、着色料などを
ふんだんに入れていますので、あまりお勧めできません。
また、東洋医学の観点から言えば、肺に邪気が溜まると
風邪や鼻炎、花粉症、ぜんそく、インフルエンザになりやすいと考えています。
ですから、肺の邪気を抜くために、肺をさすったり
肺につながる気の流れがある、手の親指を
軽くもんだりします。
鼻を水で洗浄する、鼻うがいもお勧めです。
詳しいやり方は下記をご覧ください。
http://www.k-soken.com/infl.html
※インフルエンザ対策と書いていますが、
風邪や鼻炎、花粉症、ぜんそくなどにもお勧めです。
こういった自分で行う方法をご紹介すると
「面倒くさい。」
という方がいらっしゃいます。
もちろん、面倒です。でも、今症状で困っているのは
他人ではなくあなた自身です。
自分の体を自分が意識していたわらずに
誰がいたわってくれるでしょうか?
人間の自然治癒力が高まらない限り、体は治りません。
薬にしても、本来は人間の自然治癒力を高めるために
一時的に使う、いわば弱い毒です。
しかし、薬は毒ですから、使い続ければ必ず副作用で
苦しむことになります。
ですから、なるべく薬は使わず、自分で取り組み
体を良い状態に維持するための努力が必要です。
そして、日本は化学物質が大好きな国であることも
忘れてはいけません。
世界で一番添加物を食品に加えています。
これらが、周りまわってアレルギー症状の原因に
なっていることは、色々な実験で明らかになっています。
ただ、そういった情報を表に出すと、製品が売れなくなるので
テレビや新聞は報道しません。
今回ご紹介した内容が絶対にあっているというなどというつもりは
ありませんが、常に問題意識をもって、治療法や製品を選んでください。
このコラムの執筆専門家
- 木村 和夫
- (東京都 / 鍼灸師)
- 有限会社 木村爽健 代表
お手伝いできることはありますか?
体に不調が出る原因は、ご本人だけでなく環境も大きく影響してきます。単純に目の前の困っている症状に対処するだけでなく、どのようにすれば体質改善して病気を予防できるかについてもお話させていただきます。一緒に健康を取り戻しましょう。
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