- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
環の小坂です。
今年に入ってからfacebookが話題になり、始める人も増えています。
昨年はtwitterを始める人が多かったですよね。
日本ではmixi,gree,モバゲータウンが競い合っていた。
mixiが先行していたが、greeは2010年の夏ごろに逆転したという。
その時点で三つとも会員数は2100万人前後。
本当にこんなにいるのか?という気もするが、
アカウント持っているだけで使っていない人も含めるとそんなもんなのかもしれない。
●mixi
2004年からサービスを開始し、当時は招待を受けないと登録できないという
完全招待制であったが、2010年から自由に参加できるようになった。
また18歳未満登録禁止というルールもあった。(今は15歳未満)
コミュニティを作り交流を図る仕組みであるが、
その性質上多少閉鎖的なところもある。
知らない人や価値観が違う人と交わりたくない日本ぽいところがある。
先行して会員数を伸ばしていたが、greeに逆転を許し、
最近はアジア各国のSNSと提携するなどして挽回を狙っている。
●gree
あくまでも私の印象ではgreeは若者(20歳未満)向けという印象があるし、
ゲームがメインという印象がある。
mixiとは若年者向けとゲームの充実で勝利したと思うが、
ゲームユーザ以外にはどのように遡及していくのか興味深い。
その中で、twitter,facebookが登場した。
●情報発信・共有・受信
ウェブの歴史として、まず2000年前から検索エンジンが普及しはじめ、
その後googleが登場した。
メルマガは当初からあったが、2005年ごろからはブログが大きく普及し、
その後SNSが流行ってきた。セカンドライフのように廃れたものもあるが、
youtube、u-streamのように発展したものもある。
有料ブログ・CMSやyoutube以外の画像系サービスは苦戦しているように感じる。
毎年トレンドとなる手段は変わってきている。
●twitterとfacebook
そういった中でtwitterとfacebookがどこまで成長し、持続するかが非常に注目。
この二つは今までと大きく異なる点がいくつかある
・1つは発信が容易であること。
ブログは文章力が必要であったり、一般のウェブサイトは作成技術もいる。
mixi,greeなどは法人にとっては使いにくいものであった。
(最近はそうでもないが)
その中でtwitter,facebookは簡単に発信できる。
・オープンである。
twitterもクローズに出来るし、ブロックも出来る。
facebookも友達を承認しないことも出来る。
また、twitterは本名である必要はない。
しかし過去のSNSに比べると非常にオープン。
そのため、信頼性も高く、多様な価値観が共有されやすい。
逆に日本ではもろ刃の件。日本は数少ない独自のSNSが上位を占めている国であるが、
その要因は漢字文化もあるが、閉鎖性にある。
「自分たち」の場を好む民族性に合うかどうか。
ただ、個人的には本名主義は大歓迎で、責任を持つ情報発信や
ビジネスでのつながり、リアルなコミュニケーションへのサポートなどの点で
非常にいいと思う。
・拡散しやすい
これも大きな特徴だと思う。
こう考えると長く続きそうだが、ここ10年のこういったもので、
yahoo,google以外に長く流行ったものは日本では乏しい。
1年後には全く別のものが登場しそうな気もするが、
facebookはgoogleに並ぶ可能性もあるのかなと思う。
●ではオールアバウトprofileは?
これは1年ぐらい前から思っていたのだが、このような媒体は今後どうなるのか?
有料の会員、もしくは選ばれた人だけが発信する媒体は昔から多い。
そういうブランドを好む人も多い。
しかし、色々な世の中で、「名も知れぬ人がすごい」というケースは多い。
むしろそちらの方が多いかもしれない。
オールアバウトprofileのいいところは個人にフォーカスし、
実名主義で経歴などもオープンにして
情報を発信しているところにある。
mixiなどは競合ではなかったが、今後は競合も増えてくる。
そしてブログやmixiに書かなくなった人がこの1年で増えていると思う。
いくつも書くのは困難であるから、発信者の取捨選択が始まって行く。
これは他の媒体にも言えることだが、
会員数や売上高で競い合う時代ではなくなったと思う。
「投稿数」や「評価(いいね、リツィートなど)」、「つながり(フレンズ、マイミク、フォロワーなど)」
などが重要になってくる。
この辺どどう差別化していくかが重要ではないかと思う。
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