高齢期のワンズも快適に過ごせる住まいを!
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小・中型犬では10歳、大型犬では8歳から高齢犬とみなすのが平均的な考え方です。最近では、獣医学の発達やワクチン接種の普及による感染症の減少、オーナーさんの意識の変化、飼育環境の整備などによってワンズの寿命もどんどん延びてきています。一般的には、大型犬で10歳前後、小・中型犬で15歳前後ですが、なかには大型犬で15年、小・中型犬で20年以上生きるワンズもいます。
高齢期になるとワンズはどう変わる?
では、老化によってワンズにはどのような変化があらわれるるのでしょう?
一般的には、活動性やトレーニング能力の低下、協調性の減退、短期の記憶喪失、性格や行動の変化、睡眠時間の増加など。また、白髪が増える、皮膚にイボやシミができる、あごや口のラインが下がる、筋肉や関節が弱くなる、内臓機能の低下などの体の変化もみられます。
生活にもさまざまな支障があらわれ、体温調節がしにくくなる、段差の上り下りが辛くなる、小さな段差につまづく、段差から落っこちる、モノにぶつかる、トイレを失敗するなど、細かく気を配ってあげる必要がでてきます。
老犬の健康を保つために・・・・・
食餌は消化吸収の良い高タンパク質のものを。散歩に出かけ、出来るだけワンズの集まるところに行ったり、途中でニオイをたくさん嗅がせたり、適度な刺激を与えてあげることも大切です。
住環境は、段差をできるだけ解消し、フローリングなど滑りやすい床は絨毯などを敷いて足腰にやさしい環境に。また、静かで安心して休め、孤立感のない、清潔な環境が保てる居場所を作ってあげたいものです。歳をとってから急に住環境を変えるのはワンズにとって負担になるので、リフォームや配置替えは早めに考えましょう。
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