『会社を辞めてデザイナーになる!』
『デザイナーで食べていける人間なんて
ほんの一握りなのよ!』
【手に職=国家資格】と考えていた母には
なかなか理解されませんでした。
研究開発部での仕事は
【機械工学設計と製図※現在のCAD】
このスキルを磨き続ける事も可能でしたが、
私の描いていた「新しい働き方」への可能性は
見出す事が出来ませんでした。
でも、ファッション業界であれば
1.【これまでの自身の学んできたデザイン】を軸にできる!
2.【今後伸びていく業界=求人需要が必ずある】
今後の伸びが期待できる労働市場!
3.自身のスキルに更に付加価値をつけて
【市場価値の高い自分になれる】可能性が高い!
これらを、現実化できるという答えに至ったのです。
2年間お世話になった会社を退職し、
アパレル会社で
デザイナー見習いとして働き始めました。
私はデザインは描けたのですが
「型紙」を引くことができませんでしたので、
先輩デザイナーに指導を受けていました。
会社では、週に一回
企画部長にデザインを提出することになっていたのですが
あるとき、私のデザインが
先輩に、そのまま盗まれてしまいました。
『型紙をひけない限り同じ事は起こる。』
この事をきっかけに
会社から一番近い「服飾専門校」を探し
仕事後に夜間クラスで
「型紙=パターンメーキング」を学びました。
今考えると
「デザインを盗まれた体験」は
「型紙という基本を学ぶ」きっかけでもあったのですから
会社というのは、自分を鍛えてくれる場でもあり
学びの場であると思います。
その後、別のアパレルに転職。
デザイナーとして「一番大切な事を学ぶ」という
始めての【苦い経験と成功】の、両方を体験する事に。
☆続きは次回。