- 深井 貴明
- 商売設計株式会社 感性マーケッター | セールスコピーライター
- 広島県
- マーケティングプランナー
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
今回は、儲かるビジネスモデルについて話をします。
多くの経営者に影響を与えてきた、経営コンサルタントの故・一倉定は、理想的なビジネスモデルの一つに
「工場を持たないメーカーである」と唱えていました。私も同じ考えです。
儲かるか儲からないかを大きく左右するのは、メーカーであるかどうかです。
つまり、自社製品があるということです。
自社製品があれば、商品の名前や価格を自社で決めることができます。
また、直販や代理店販売など、売り方の選択肢が多くなります。
これは経営上、またビジネスモデル上、重要なことです。
私の持論では、下請けや生産者はあまり儲かりません。
その理由は、価格を決めることができないからです。
下請けも生産者も、価格の決定権は仕入れ先にあります。
価格を決められなければ、どうしても薄利になります。
これは避けられない運命です。
薄利を抜け出すためには、自社製品を開発するしかないのです。
続いては、工場を持たないということです。
工場を造るためには、莫大なお金がかかります。
また、定期的に設備投資が必要になり、工場を稼働させるための光熱費や人件費もかかります。
工場一つ建てれば、初期投資だけではなく、長期的にもコストがかかるのです。
そのため、自社製品の生産は、アウトソーシングしたほうがいいです。
結果的には、商品原価を大きく抑えることができます。
「工場を持たないメーカー」とは、シンプルですが、だからこそ強力なビジネスモデルなのです。
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