- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
環の小坂です。
簿記と会計
私は簿記を体系的に学ぶ前に、銀行員時代財務などを学習し、
起業後会計を実務的に学んできました。
それと並行して簿記も少しだけ学んでいます。
通常の会計処理に伴う仕訳は問題なく出来ますし、
他の企業の財務分析を行うこともあります。
税務知識等も当然必要なのですが、簿記と会計はどちらも必要です。
・簿記の知識がないと経理実務や正しい会計判断ができません。
・逆に会計知識がないと意味のある簿記が出来ません。
マニュアル的な簿記が価値に乏しいのと同様、簿記を理解せずに会計の大局を理解することも困難ということが言えます。
グロービス(ビジネススクール)でアカウンティングも学びましたが、
記帳する段階で、その仕訳は何を意味するのかを理解して、
勘定科目の選定や部門管理の設定、減価償却の方法などを考えます。
杓子定規にやっていたは意味がある財務諸表は出てこない。
逆に簿記をきちんと理解していないと、アウトプットの意味を正確に理解できず、
誤った経営判断をすることになります。
つまり簿記的な思考と会計的な思考はどちらも必須です。
ウェブ解析における簿記と会計
・ウェブ解析も同様です。正確な用語知識や集計方法を知らずに正しい指針を出せない。
・戦略・戦術なしに意味のあるい解析も出来ない。
簿記に該当するのが用語の理解やログの収集・集計方法の理解です。
いくらツールで出てきた数字を見ても、正しい用語の理解や意味するところ、
そして収集・集計方法を理解していないと正しい判断はできません。
逆にいくら正しく用語や手法を理解していても
企業・事業の実情やビジョン・目指すべき方向、内部・外部環境分析から
実際に行った施策と結果の関連性、原因不明な気になる数字の分析などが
出来ないと、ただ、数字の論評だけに終わってしまいます。
初級ウェブ解析士と上級ウェブ解析士の意味
JWDA認定のウェブ解析士認定講座では上級ウェブ解析士の受講に
初級ウェブ解析士の合格を必須としていること、
初級ウェブ解析士合格者に上級ウェブ解析士の受講を勧めること、
これはこれらの理由によります。
わかったつもりでも正しく理解していないと戦略・戦術で誤りますし、
戦略・戦術を立てないウェブ解析は価値がありません。
そのような観点でウェブ解析士認定講座の受講をご検討ください。
京都での追加開催決定、東京での3月開催も告知しています。
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