ダイエット、メタボリックシンドロームに、漢方・鍼灸 - マッサージ・手技療法全般 - 専門家プロファイル

手塚 幸忠
鍼灸マッサージ治療室 銀座ルーチェ 副院長
東京都
鍼灸マッサージ師

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対象:マッサージ・手技療法

檜垣 暁子
(カイロプラクティック理学士)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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ダイエット、メタボリックシンドロームに、漢方・鍼灸

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東洋医学で病気を治す ダイエット、メタボリックシンドローム
昨今、漢方薬で「メタボリックシンドロームに効く」という商品(ナイシトールなど)が空前のヒットを起こしています。

これら漢方薬には2種類あるのをご存知でしょうか?
例として、カネボウから出ている「コッコアポA錠」と「コッコアポL錠」があります。A錠は「防風通聖散」、L錠は「防已黄耆湯」という漢方薬が主成分として含まれています。西洋薬は、一つの病名に対して薬の成分は1種類なのがほとんどですが、漢方薬は同じ病名に対しても、体質によって様々な薬が用意されています。防風通聖散は「腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症状:肥満症、便秘、高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、むくみ」、防已黄耆湯は「色白で疲れやすく、汗のかきやすい傾向のある次の諸症:肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)、むくみ、関節痛」というように、対象としている人が違うのです。よって、これを間違えると、効果はあまり期待できません。

実はこれらの商品は便秘、または水分代謝を治すことを主眼に置いています。排泄・新陳代謝を正しく行うことができれば、無駄な脂肪は溜まらないという理論なのです。鍼灸では、この考え方で治療を行っていきます。

鍼灸は、漢方薬と起源も理論も同じなので、メタボリックシンドロームやダイエットへの効果が期待できます。鍼灸では、患者さん一人一人の身体を観察し、最も適したやり方で治療していきます。諸外国では、漢方薬と鍼灸は同じ先生が同時に行いますが、日本では法律の問題で、鍼灸師が漢方を処方することができません。外国の先生からは「日本の鍼灸師は、鍼灸だけで病気を治すんだからすごいね」とよく言われます。漢方薬に興味をもたれている方は、鍼灸もぜひ一度試してみて下さい。鍼灸と漢方薬は同時に行う事で大きな効果が期待できます。