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閲覧数順 2024年04月24日更新

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先春、新入社員に対して孫 正義さんは、

「登りたい山を決めよ」と呼びかけました。

「これで人生の半分が決まる」と続きます。

人生の方向性を固めることの大切さを語る

いい言葉だと思います。

 

しかし、どうしたら「登りたい山」が見つかるのか、と

思案する若者も多いと思うので考えてみることにします。

 

なりたい職業、やりたい仕事を決めるのが容易でない

のには、ふたつの理由があります。

第一には、人生に対するイメージが出来ていないから。

どんな人生を歩んでいきたいのか、どんな一生を送りたい

のか。未来の自分について想像を働かせないと長期的な

人生のイメージなど描けないのです。

 

第二には、社会のことがよく分かっていないからです。

どんな職業があるのか、仕事とはどんなものなのか、

社会の仕組みがどうなっているのか、などについての

情報や経験が足りないので、決定することができないのです。

 

これを逆手にとれば、自分を知り、社会を知れば

「登りたい山」が見つかることになります。

実はこれにもうひとつ、必要なものがあります。

自己を鍛えて、高いところを観る力をつけることです。

ひと言でいうと、志(こころざし)を持つ、こと。

 

孫さんは、高校1年のときに志を立て、周囲の反対を押し切って

アメリカへの留学を決行しました。そして大学生のとき、ついに

「デジタル情報革命」という「登るべき山」を見つけたのです。

 

では志とは何か。

「与えられた人生において、

己(おのれ)のためだけでなく

多くの人のために、そして世の中のために

大切な何かを成し遂げようとする決意」

  (田坂広志「未来を拓く君たちに」より)

ということです。

 

自分を知り、社会を知る、と言いましたが、

「志」はその両者を統合する上位概念だと

思います。

 

自我に目覚め、自己を鍛え、より高く広い世界を

観る力をつけていくこと。

決してた易いことではありません。

しかしこれは十分可能なことですし正しいプロセスです。

そのプロセスを繰り返す結果、ある日忽然と「登るべき山」が

あなたの前に姿を現すのです。

 

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