院長のための「税務署の調査の対応ポイント」 - 医療経営全般 - 専門家プロファイル

原 聡彦
合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
大阪府
経営コンサルタント

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:医療経営

原 聡彦
原 聡彦
(経営コンサルタント)
中井 雅祥
(求人とキャリアのコンサルタント)

閲覧数順 2024年04月17日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

院長のための「税務署の調査の対応ポイント」

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 医療経営
  3. 医療経営全般

私は、会計事務所勤務時代に診療所の院長、院長夫人から「税務署の調査が来たらどうしよう。」「どのように対応したらいいの?」と税務署の調査対応についてよくご相談を頂いておりました。私は、税理士補助として200件ほどの税務署の調査対応を税理士とともにやってきました。

本日は税務署の調査の対応ポイント(私の考え)をまとめました。あくまでも元会計事務所職員の意見なので、顧問税理士の先生に必ず確認してくださいね。


1.調査で確認される書類は予め準備しておく。
  ⇒通常の調査であれば3年分みられます。顧問税理士に必要な書類を確認して調査当日はひとまとめにしておく。

2.あらかじめ調査を早く終わらせるよう伝えておく。
  ⇒調査が長引かせないよう調査には協力する。

3.問題・指摘事項はペーパーですべてまとめてもらう。
  ⇒調査の指摘事項は税務署にペーパーでまとめてもらうよう顧問税理士に依頼する。これは指摘事項が拡大させないための有効な手法です。

4.顧問税理士に意思を伝える事。選択権は納税者にあり。
  ⇒交渉は顧問税理士へ全面的に依頼することと思いますが、進捗状況を確認して最終的な意思決定は納税者で行う。

5.税務調査での質問事項を記録し修正事項等は対策を講じる。
  ⇒税務調査でどんな質問を受けたかをきっちり記録しておく。指摘事項、問題事項等は対策を講じて、次回の税務調査で指摘されないようにしておく。


以上です。税務調査は日々の取引の積み重ねです。顧問税理士に任せきりではなく顧問税理士と二人三脚で税務署の調査に対応できる体制をつくることをお勧めします。

最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!

このコラムに類似したコラム

メディカル・サービス(以下 MS)法人の税務基本原則 原 聡彦 - 経営コンサルタント(2011/05/01 22:08)

病医院とMS法人の業務請負契約について注意するポイント 原 聡彦 - 経営コンサルタント(2010/11/21 19:06)

介護現場で理解されていない『自己評価』 福岡 浩 - 経営コンサルタント(2011/11/15 23:30)

介護施設、介護事業所の実地指導に有効な対策 福岡 浩 - 経営コンサルタント(2011/06/13 09:00)

医科における税務調査のポイント 原 聡彦 - 経営コンサルタント(2011/02/01 23:49)