- 原 聡彦
- 合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
- 大阪府
- 経営コンサルタント
対象:医療経営
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 柴崎 角人
- (行政書士)
優秀なスタッフが退職して仕事が回らないという相談をよくお受けします。そこで、本日は、優秀なスタッフが退職しても仕事をまわしていくことのできる体制づくりについてまとめました。
1.なぜ優秀なスタッフが退職すると仕事が回らなくなるのか?
これは、ズバリ仕事が標準化されていないからです。仕事が標準化されていない医療機関は、気配りや気づき能力の高い優秀なスタッフばかりに仕事が集中してしまい、優秀なスタッフが退職してしまうと何も残らない状態になる悪循環が形成される。
2.優秀なスタッフがやっている仕事を標準化していく三つのポイント
ポイント1:業務の洗い出し( 役割と責任の明確化)
業務を細分化してやるべき仕事を明確にすること。細分化した業務はどのような流れになって、アウトプット(成果物)を明確にしていく。フロー図を描いていくとわかりやすい。
ポイント2:仕事の共有化
優秀なスタッフの仕事のノウハウや知恵をアウトプットしてもらう。これは大切なポイントでアウトプットしたものをまとめ、院内の財産として業務マニュアルを整備し全スタッフに必携させること。よく業務マニュアルが埃をかぶって眠らせてしまっている医療機関があるがマニュアルは使われて、はじめて価値が生まれます。院内のマニュアルを使い倒しましょう。
ポイント3:標準化
業務マニュアルは新人スタッフでもできるように整理する。読めばわかる!見ればわかる!ようにしておく。マニュアルは文字だけでなく、アウトプットをデジカメで撮るなどしてビジュアル化しておくこともポイントとなる。
以上、医療機関の職場は女性が中心ですのでスタッフは退職するという前提で業務の標準化を進めていくことを提案します。
最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!
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