- 新谷 義雄
- 行政書士しんたに法務事務所 行政書士 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 京都府
- 行政書士
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
毎日のニュース見出しで「円高・・・円」など見かけます。昨今の景気悪も円高の影響だと言う声も聞きますが、なぜ円高が悪材料なのか?考えて行きましょう。
日本の通貨「円」の価値が相対的に高くなる。この事は換言してみれば輸入品を安くで買える。と言う事です。一見嬉しい事に思いますよね。ただし、日本製品は高いよ!と海外では言われなかなか日本の製品が売れなくなってしまうでしょう。
国内での消費(内需)が限られているなら海外に売って(外需)行かなければそれ以上の儲けは得られませんが、アメリカでは1個80円で売っているハンバーガーを、日本から1個100円で買うと言う例えがよく使われます。はたして買って貰えるでしょうか?(もちろん輸送コストなど様々なコストが必要になります)
大企業の海外への進出は=国内の空洞化と言う恐ろしい結果が待っています。円の価値が高いので、円を海外通貨に換えて、現地の生産設備で製造した方が国内で製造するよりも安く製品を作れます。もちろん現地スタッフの雇用しますので、「モノ創り日本」の製造技術は国内では育たずに、海外に流出してしまう結果になります。
海外進出企業の製品を日本に逆輸入した場合は、当初は価格の低下が魅力的に思えますよね。そうして、国内製品よりも価格の安い逆輸入品が売れる事で一層の資源の流出を招いてしまいます。
中国では大消費国に成長して、日本を含め先進国は中国がお得意様です。全部の層の所得が急上昇している訳ではないですが都市部で80年以降生まれが消費の牽引役になっています。しかも「一人っ子政策」の影響で「親の援助」が多額です。
中小企業の海外進出には?
中国貿易の「ハブ地」として注目されている台湾(関税や、進出が容易で、親日です。政府の企業誘致も積極的)ですが、台湾商社の方とも親交があるので色々と意見交換をする機会もあります(もちろん日本語で)やはりコーディネート役は必要ですね。税務会計面でもグローバル化=世界基準な会計処理が必要になってくるでしょう。ビザの発行も時間がかかる場合もあります。これらに精通した方との対談はパワーを貰える気がしますね。
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