非抜歯での治療の流れについてご説明します。
重度の凸凹で見た目が気になり思いっきり小学生以来、口元がコンプレックスで歯を見せて笑えないと話していた患者さんです。
本来であれば抜歯の適応ですが本人の希望で非抜歯にて治療を行うことになりました。
写真はstep毎の治療です。
step 1 左上の前歯は装置が着けれないのでスペースを拡大して作っています。
step 2 前歯に隙間ができて装置が着けれるようになりました。
step 3 凸凹はかなり改善しましたが歯根がまだ内側に残っているので歯の高さが不揃いになっているため、歯根を前に整えています。
step 4 凸凹が改善したので前歯を歯の大きさを整えて前歯を後退させています。
step 5 最後の微調整を行っています。
重度の凸凹の改善をしましたにも関わらず、横顔の突出感もなくなりE-line(鼻の先端と下顎の先端)に対して理想的な位置になりました。
最新のセルフライゲーションブラケット(摩擦をほとんど受けない)を使用することによりある程度は自然に拡大するので
かなりの凸凹でも非抜歯で改善可能になりました。
このコラムの執筆専門家

- 東海林 貴大
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団渋谷矯正歯科 院長
見えない裏側矯正の専門家
歯並びやかみ合わせに悩まれている患者さんのために誰にも気がつかれずにきれいになることができる裏側矯正の臨床に日々取り組んでいます。モットーは「つねに患者さん目線で診療すること」すこしでもたくさんの患者さんを幸せにするために頑張ります。
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