- 原 聡彦
- 合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
- 大阪府
- 経営コンサルタント
対象:対象者別研修
- 松本 耕二
- (研修講師)
- 松本 耕二
- (研修講師)
本日のテーマは「私のこの一言で部下のやる気をなくした!~抽象的な言葉では部下(スタッフ)は自ら動けない~」題して、私が会社に勤務していた中間管理職時代の失敗談をお伝えします。
私は部下に「当たり前の事を当たり前にやっていこう!」という言葉でよく部下を指導していました。この言葉を使っていた理由は二つあります。一つは、シンプルでわかりやすい言葉ということ。もう一つの理由は、社会人のマナー、あいさつ、服装、業務の基礎知識などの基本動作や立ち居振る舞いの部分を一つずつこと細かく指導する時間もなかったという理由からこの便利な言葉を使っていました。
しかし、このような抽象的な言葉で指示・指導を受けていた私の部下の一人が「原さん、[当たり前][常識]ってどういう事ですか?何をしていいかわからない抽象的な言葉で指示されるとやる気がなくなるんですよ!もっと具体的な指示をしてください」と言ってきました。私はこの部下に「イラっ」ときましたが私も真摯に受け止め私が発する言葉でどんな言葉がやる気をなくしているかを調べてみました。
読者の皆様は次のこんな言葉を部下(スタッフ)に使っていませんか?
〇やる気を出せ!
〇モチベーションをあげろ!
〇当たり前のことでしょ!
〇常識で考えたらわかるやろ!
〇自分の仕事だから自分で考えろ!
どうですか?読者の皆様も少なからず上記の言葉を使っているのではないでしょうか?じつは、上記の言葉は私の部下から聞いた私が発する言葉でやる気をなくすベスト5でした。身の覚えのある方は部下に上記の言葉を使うのは止めてしまいましょう!
私は会社に勤務していた頃は結構、誰よりも頑張ってきたつもりでしたが、じつは、部下のやる気をなくさせていた発言を多くしていた事に気づいた時は相当なショックを受けました。この頃から、部下が自ら考動(こうどう)する方法を考え実践してきたように思います。次回、部下が自ら考動(こうどう)する指示出しの方法をお伝えしたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!
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