家族をつなぐ家事 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

村上 有紀
暮らしと住まいの育ち研究室 
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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家族をつなぐ家事

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暮らし設計のこと

こんにちは。暮らしと住まいの育ち研究室・村上有紀です

先日、子どもと一緒に、子どもがビリビリにした障子の張替えをしました。
子どもも自分がやらかした始末なので、神妙な顔つきでお手伝い。


でも、糊のつけ具合はむずかしく、多いと垂れてしまうし、少ないとどんどん乾いてしまうし、
途中で、潔く応援部隊にまわることになりました。

それでも、貼り終えたそばからズボッと踏んでしまう、というオチがあり・・・・。しかも2回。

家のことを共有すること

親子で家のことをやりつつ、感じることは一体感です。
同じ仕事に取り組むことで、少々くすぐったいですが「あぁ、家族だなぁ」と感じますし、
お互いの信頼感みたいなものも感じられます。

思えば、家のことを共有できるというのは、親密さの度合いでもあると思うのです。
友達の家でも、キッチンを気にせずつかえたり、冷蔵庫をあけたりできるのは、
それだけ気心が知れていて、お互いに信頼できてこそ。仲の良い証拠です。
逆に、長いこと付き合っていても「どうぞ座ってて~。」と言われると、
いつまでも「お客様」なのですよね。
家のことを共有するって、本当に距離が近くなるなぁと思います。

家事が家族をつなぐ

家族でも同じことが言えますね。
共働き夫婦が多くなった今、家族が家事を分担するのは(タテマエでは)当たり前になりつつあります。
「家族が忙しい→家事を共有」というネガティブな図式ではなく、
「家事を共有→家族の一体感」というポジティブな図式で家事の分担を考えていく方が楽しい。

家族力を高めるのにもってこいです。

特に子どもにとっては「家のこと」に参加することは、とても大切だと思います。
小さな子どもでも、家族の一員として自分が存在することを実感できますし、
「自分の家」「自分の家族」に対して愛着が生まれます。
どんどん、家のことに参加させて欲しいと思っています。

・・・・

とはいうものの、自分も含め、小さな子どものお手伝いは親にとっては忍耐でもあるんですよね。
大抵、自分がやってしまったほうが早いし、上手い(笑)。
でも、子どものお手伝いの断って、意欲をそいでしまうのは、親としてどんなものか。。
そんな葛藤に悩むこともしばしば。ホント、「親」は大変です。

・・・・

そんな親子のために今後は「お手伝い塾」を開催できたら、と思っています。
この「お手伝い塾」は、「社団法人 家事塾」の人気の講座です。
私も無事に1級家事セラピストの資格を取得でき、お手伝い塾の開催が可能になりました。

準備ができ、開催が決まりましたらこちらでもご紹介させていただきます。

 

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