- 宮原 謙治
- 霧島住宅株式会社
- 工務店
対象:住宅設計・構造
二世帯住宅は、敷地の陰陽を見きわめた適切な間取計画こそ大切であります。
幸福をもたらす住環境は、陰と陽とのバランスでありますから、二所帯にとっても、共通した陰陽の調和を求めなければなりません。
具体的には、住宅を建てようとする、敷地の諸条件 (形態、方位、道路位置、面積、土質、隣家や隣接地の状況、法律的制約、地域環境) によって対応すべきでありますから一様には申されませんが、研究者のアドバイスをうけながら、慎重に計画されることをおすすめします。
森羅万象 (すべてのもの) が陰と陽との調和 (バランス) によって実存しております。
また、あらゆる現象が陰と陽にもとずいて顕在又は潜在しております。大宇宙、大自然の動きは、一瞬時たりとも陰陽の節度からはずれることなく悠々として続いて居ります。
そのことを宇宙自然の法則と言い、この法則に従順でないものは自然的淘汰によって姿を失うのであります。吾々人間も自然の一部として、自然のサイクルによって生命を維持して居ります。
したがって人間にとって最も身近な環境でありますから、その住環境に陰と陽の調和が必要であることをご理解いただけると存じます。