頑なに頑張ることは逆効果

こんにちは。パーソナルコーチの たか♪ です。

あなたは、教育テレビでやっている　仕事学のすすめ っていう番組をご存知ですか？
今月は、あの北島康介選手を見出し育てた平井のりまさコーチが取り上げられています。

前回が第３回目の放送でしたが、この中で、

平井コーチが選手たちに「自分で考える力」を育てさせようと読書を勧めるシーンがありました。

しばらく前に話題になり、１３０万部超を売り上げた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」でした。

ところが、選手の反応は「　??　なんで読まなきゃいけないの？　」という感じでした。

もともと読書好きではないのかもしれませんし、練習時間を奪う余計なこと、と捉えていそうな雰囲気もありました。

世界で戦うほどの選手たちですから、幼いころからずっと、遊ぶ間や寝る間も削って練習や体作りに励んでいるんでしょうね。

そう考えるのも無理はないのかもしれません・・・

が。


逆に、
ウソ・・こんなに頑張っている人たちが　そんな程度なの？ という気持ちも湧きました。

それは、どんな世界でもトップレベルの人たちって　頭がよくて、臨機応変な判断力に優れている人たちだ　っていう思い込みが私の中にあったからなんですね。

頭のいい人たちは読書好き、考えること好き。そしてとうぜん、向上しようとする欲求度が高いから、

コーチから勧められた本には喜んで飛びつくだろう・・・ってね。


ところがそうではなかった。

考えるのはコーチ達ばかりなんでしょうか？
選手は、言われたとおりに頑張ることと忍耐力、ど根性だけ・・なの？

そんなの、限界はすぐにやってきそうじゃありません？
根性で頑張り続けることも大変そうじゃありません？


この本だって、少なくとも１３０万人が読んでるんですよね。

その何割かは意識的に「何かを取り入れたい！！」って考えてのことだと思うし、

その他にもビジネス書やHow　ｔｏ本や自己啓発書だけじゃなく、歴史書だって、飛ぶように売れているのに、


「本業以外を参考にする気はないよ。これだけで頑張るっ！！」という人たちも　たくさんいるってことなんでしょうね。


ひょっとしたら、盲目的に　必死に頑張っている人たちにこそ、多いのかも。
「頑張らなきゃ、頑張らなきゃ！！」って思っている人たちにこそ多いのかも。

でも、私の経験上、　効率的・効果的に頑張るには適度な余裕が必要だと思うんです。

ギリギリいっぱいの時には、他の人や物事から何かを学びとることも、挑戦してみることも難しいもの。

がむしゃらに頑張っている時、当人には「やってる感」があって気持ちがいいものだけど、

結果がついてくるかというと、必ずしもそうではない。

頑なに自分のやり方を押し通しても、望むほどの効果が出なかったりするんですよねぇ。





あなたは　どう思いますか？







※このコラムは、私のブログのうち、音声でアップしたものの原稿です。